電子竹林:Blog

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「剣の舞 我が心の旋律」-Tanets s sablyami-

ユスプ・ラジコフ監督。第2次世界大戦中の1942年、ソ連レニングラード国立オペラ・バレエ劇団のサーシャ(ベロニカ・クズネツォーバ)たちは初演「ガイーヌ」の練習中。アルメニア人の作曲家アラム・ハチャトゥリアン(アンバルツム・カバニン)は振付家ニーナたちによる変更に追われる日々。公開直前、文化省のプシュコフ(アレクサンドル・クズネトソフ)は結末を変え、士気高揚の踊りを入れる事を命じるが…。短時間で作曲された「剣の舞」の誕生秘話、ロシア映画…というだけの予備知識で観た。中盤まで見所も緊張感もあるが、全体には掴み所がない感じ。最後の「剣の舞」のトコはほんの少しだけ。主人公のアラム・ハチャトゥリアンも、バレエの舞台もアルメニアだと分かって全体像が理解できてきたが。ラストが特に、政治的かな。全体を思い返してみると、街頭のアコーディオン弾きに加わる所が一番いいシーンだったな。

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