ソフィア・コッポラ監督。ニューヨーク、作家のローラ(ラシダ・ジョーンズ)は執筆も進まず、夫のディーン(マーロン・ウェイアンズ)も同僚と残業や出張を繰り返し、疑いを持ち始める。ローラはプレイボーイで離婚した父フェリクッス(ビル・マーレイ)に相談し、二人で尾行する事になるが…。Apple TV+で観られるけど、Apple Originalが劇場でかかるのは多分初めてなので記念に劇場鑑賞^^。劇場にかけるのはアカデミー対策かな。映画的にはこじんまりしてるけど、洗練されウィットにとんでいて好き。ソフィア・コッポラの生まれ育ったNYが舞台で使い方が上手い。さりげない上流階級の出し方も嫌味ではない。NYが舞台だからか、ちょっとウディ・アレンを連想させる作品。ソフィア・コッポラのこの10年で言えば「The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ」、「SOMEWHERE」よりはずっといいし、「ブリングリング」より好きかもしれない。しかし、邦題はなぜ”ロックス”じゃなくて”ロック”なんだ、意味が違ってくるだろうに。
