電子竹林:Blog

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「マスカレード・ナイト」

鈴木雅之監督、東野圭吾原作。都内でタイマーでの感電死殺人事件が発生。また感電死の犯人が、大みそかにホテル・コルテシア東京で開催されるカウントダウンパーティ「マスカレード・ナイト」に現れるという匿名ファックスが届く。警視庁捜査一課の新田(木村拓哉)たちは山岸(長澤まさみ)の働くホテルで潜入捜査を開始。客は二人宿泊の仲根緑(麻生久美子)、不倫利用の貝塚由里(高岡早紀)、家族三人の曽野万智子(木村佳乃)、注文の多い日下部篤哉(沢村一樹)たちであったが…。「マスカレード・ホテル」の続編、原作ではシリーズ第三作、原作未読。第二作は前日憚となる短編だからパスしたんだろうな。映画としては、前作の方がホテルの細部の描写が面白いし、事件もまだすっきりしていて面白かった気がする。事件は動機がかなり納得感が薄いし、ミスディレクションもしつこい感じ。特に沢村一樹はイラっとくる。仮面舞踏会という設定も、それほど活きている感じはないなあ。木村拓哉は相変わらずでまあよい。東野圭吾は感電死をよく使うけど(知ってるだけで三作あるから、もっとあると思う)、そんなに簡単ではないと思うのだがなあ。

https://masquerade-night.jp/