電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「聖地X」

入江悠監督。親が残した遺産で、韓国の別荘に暮らしながら作家を目指そうとする山田輝夫(岡田将生)のもとに、東京から妹の要(川口春奈)がやってくる。ある時、要は東京にいるはずの夫の滋(薬丸翔)を韓国の街で見つけ、追いかける。そこは江口(緒形直人)と忠(渋川清彦)が開店準備をしている日本料理店だったが、滋は記憶が曖昧でパスポートも持たず、また上司の星野(真木よう子)と東京にいることがわかるが…。「太陽」「散歩する侵略者」と同じ前川知大の劇団イキウメの舞台(未見)の映画化。予告編はかなりホラー映画な印象だけど、コミカルとミステリーっぽさもある所が面白い。この辺の感覚は前川知大っぽいところなのかなあ。チープさもあるが(唐突なダンスシーンとか)、不思議な感触を持っている。ホラーっぽさも面白いのだけど、そこは深く追求されないのはちょっと欲求不満になる。鏡とか水とかの表現も、設定じゃなくて単なる演出だったのか。韓国じゃなくても成立しそうだけどなんで全編韓国ロケにしたんだろう。そっちの方が安かった??

https://seichi-x.com/