ティラー・ラッセル監督脚本。自由な世界をもとめるロス・ウルブリヒト(ニック・ロビンソン)は、違法なモノを匿名で売買できる闇サイト「シルクロード」を立ち上げ、巨万の富を手にする。一方、リック・ボーデン(ジェイソン・クラーク)はサイバー犯罪課へ異動させられるが、「シルクロード」の存在を知り独自に捜査を始めるが…。実話ベースでフィクション半分という感じか。サイト側は、Tor、ビットコイン、海外サーバーと技術的には単純だけど、捜査官のアナログな捜査方法はちょっと面白い。全体には、展開は盛り上がりにはちょっと欠けるなあ。実話ベースで細かいトコはそのままなのでしょうがない気もするけど、監督の犯罪レポーター出身という経歴が実話そのままな作りにしすぎなのかなあ。ドキュメンタリ的にしても、売り手側の多様性とか、面白い売り物とか、入れ込める話は色々あると思うけど。