電子竹林:Blog

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「シャドウ・イン・クラウド」-Shadow in the Cloud-

ロザンヌ・リャン監督。1943年。ニュージーランドからサモアへ、謎のカバンを運ぶ極秘任務の連合国空軍の女性大尉モード・ギャレット(クロエ・グレース・モレッツ)はB-17爆撃機フールズ・エランド号に乗り込む。モードはボールターレットに押し込まれ、荷物はウォルター(テイラー・ジョン・スミス)が預かり離陸するが、モードは右翼に奇怪な生物を見る…。前半はボールターレット(下部銃塔)に押し込まれて、これはずっと棺桶の中の映画「リミット」なみに、クロエ・グレース・モレッツがこのままひとりの閉鎖空間な展開?と思ったが、後半はいろいろ盛り上がる。カバンの謎の引っ張り方も上手い。正直、アレが出てこない方が映画としていいと思ったが、それほど出したかったかなあ。無い方がいい映画に仕上がったかと思うのだが。ボールターレットは「世にも不思議なアメージング・ストーリー」の「最後のミッション」(スピルバーグ)といい、ドラマになりやすいのかも。トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で観客賞を受賞、まあそんな客層の映画ではあるな。

https://shadow-in-cloud.com/