チャン・イーモウ監督。1969年、文化大革命下の中国。強制労働所からの逃亡者(チャン・イー)は、ニュースフィルムに娘の顔が映っているという話を聞き、22号フィルムを探し続ける。また、リウの娘(リウ・ハオツン)もフィルムを盗もうとし、二人は地方の映画館、ファン電影(ファン・ウェイ)と出会うことになるが…。チャン・イーモウの映画愛100%な感じ。北京2022冬季オリンピック・パラリンピックで開閉会式の総監督までやって巨匠な雰囲気の最近だが、これは初期のシンプルな作りを思い出させる。文化大革命下の「ニュー・シネマ・パラダイス」みたいな話、古くからの映画好きなら楽しめると思う。チャン・イー、ファン・ウェイは器用で重厚な演技を見せてくれるが、新人リウ・ハオツンも、コン・リーみたいにビックになる可能性あるなあ。
