電子竹林:Blog

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「アキラとあきら」

三木孝浩監督、池井戸潤原作。メガバンクの同期、山崎瑛(竹内涼真)は親の町工場倒産を経験した苦労人、階堂彬(横浜流星)は大企業の御曹司。山崎はある案件で信念を通し左遷される。一方、階堂は父、叔父、弟たち親族の争いに巻き込まれるが…。ジェフリー・アーチャー「ケインとアベル」風な二人の銀行家の人生の交錯、原作未読だが、意識しているんじゃないかなあ。まあ、あそこまでドラマティックではないが物語としてはまあまあ。ビジネスものとしては、面白味はある。ただ、最後のところは、ほんとにそのスキームでいけるの?って疑問はかなりある。ホテルから業態変更して、施設を活かして事業をできるところ(高専賃とか老人ホームとかぐらいしか思いつかないが)をみつけて売却、損切りするんじゃないかなあ。上白石萌歌は、いい役どころだが活躍は少なかったな。

https://akira-to-akira-movie.toho.co.jp/