電子竹林:Blog

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「エンドロールのつづき」-Last Film Show-

パン・ナリン監督。インドの田舎町に住む9歳の少年サマイ、父(ディペン・ラバル)はバラモンでありながらいまは駅でチャイを売り、サマイはそれを手伝っていた。父は映画を嫌っていたが、サマイは映画の魅力に取り憑かれ、映写技師ファザル(バベーシュ・シュリマリ)と出会い、母(リチャー・ミーナー)の弁当と交換に映写室から映画を見ることを許されるが…。インド版「ニュー・シネマ・パラダイス」 という宣伝文句そのままな印象。映画を見ることだけではなく、映画を作っていく過程が映画史をたどっていくようで面白い。ちょっとあざといというか、ストレートすぎるが、映画好きには響くところばかりなのは間違いない。最近ではチャン・イーモウ「ワン・セカンド 永遠の24フレーム」を連想させるが、映画の作りとしてはさすがにチャン・イーモウの方が上手いか。バラモンなので、母の料理は完全にベジタリアンなとこに注意だな。

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