電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

1988-01-01から1年間の記事一覧

「ブルー・ベルベット」

72点。なんかヘンな映画。まるで、間違った映画に入ってしまったような違和感が最後まで続く。デニス・ホッパーの怪演だけ気に入った。

「プラトーン」

75点。アメリカではプラトーン現象とまで言われながら、日本で認識票をぶらさげて歩く少年少女の増加をみると、日本での公開は明らかに失敗だったと思う。

「ザ・フライ」

83点。怪奇映画とラブ・ストーリのミックスは、主人公と蝿の融合のごとく見事。リメイクの中では、最高の出来と言っていいのでは?リメイクは、原作をうまく消化しさらにそれにプラスするという基本を、見事に見せてくれる。

「フィリスはある朝、突然に」

72点。アメリカ青春映画ってのは、ハラハラ、ドキドキしながらも、結局うまく収まってしまう安心感があるけど、この映画はまさにそういうモノ。楽しめる。

「冬の嵐」

70点。スタンダードなサスペンス。目新しさはなくても、そつがないので、やはり引き込まれてしまう。

「フーズ・ザット・ガール」

68点。オープニングのアニメは必見。マドンナは、あくまでもマドンナであって、役にはなっていない。音楽がテンポを与えている。

「BU・SU」

70点。変な映画であって、うまく評価できない。市川準監督の次回作を観てから評価したい。

「漂流教室」

68点。原作の印象が強いため、不満がいっぱい。これは、あくまでも大林映画として観なければいけないのだろうか?

「ハンナとその姉妹」

76点。ウディ・アレンのなかでは、アクがなく、好きになれる作品。それは、彼が一歩後ろに下がっているからではないか?

「光る女」

78点。世紀末的美意識の中にのめりこんで行ってしまう、変な映画。キャラクターは皆、魅力的だった。

「ハンバーガ・ヒル」

42点。戦意高揚、国威高揚映画としては、すばらしいでき。

「ハワイアン・ドリーム(チンピラ2)」

68点。前作には、はるかに及ばなかった。しかし、退屈もせずに一気に観れたのは、あの音楽のセンスの良さではないかな?

「ハリーとヘンダースン一家」

73点。ビッグ・フットに翻弄される一家のドタバタとして充分楽しめるが、その中に隠された自然保護のテーマなども共感できる。

「ハートブレイクリッジ」

65点。クリント・イーストウッドの魅力で充分で引き込まれた。しかし、軍隊をこういう描き方をする映画は気に入らない。

「摩天楼は薔薇色に」

71点。アメリカン・ドリームは、すでに本当の夢になってしまったのだろう。だから、せめて映画の中だけでも…という点だけで楽しめる。

「19ナインティーン」

55点。おかしくて、評価する気にもならないけど、もしかしたら、アイドル映画としてはまともな方かもしれない…

「トットチャンネル」

70点。これは、斉藤由貴100%の映画だと思う。「恋する女たち」では、斉藤由貴は50%ぐらいの力しかでていなかった。

「ダブル・ボーダー」

40点。アクションを楽しむ以前に、一方的暴力に嫌気がさした。

「竹取物語」

8点。日本の古典文学をこれほど汚されて、文部省や文学者はなぜ怒らないのか?

「ダーティーダンシング」

56点。ダンス映画にはなっていない。これで恋愛映画とは言わせない。人種問題には、突っ込みが全然ない。暇つぶしにしかならない、存在価値がない映画。

「007/リビング・デイライツ」

72点。ティモシー・ダルトンの顔が、007に見えるようになれば、のめり込める映画ではないだろうか?007は、いつも期待を裏切らない。

「瀬戸内少年野球団2」

20点。前作を、みごとに汚している作品である。いったい、この様な映画の存在価値はどこにあるのか?

「青春かけおち篇」

80点。つかこうへいの映画の中では、最高の出来。話を大きくしていない分、きめの細かい作りになっている。日本映画、久々のおもいっきり笑える映画だった。

「スタン・バイ・ミー」

80点。子供にとっての冒険とは、例え小さな旅であっても一生忘れらない思い出になる。そんな当り前の事を思い出させる、すばらしい映画。

「スタートレック4」

55点。ご都合主義のストーリはTVならいいが、スクリーンの上では許せない。第1作の映画化は意味を持っていたが、シリーズが続くごとに映画としての意味は失われている。

「首都消失」

12点。見事な皮肉である。首都をおおった黒い雲は、日本映画界の将来の暗さを象徴しているのであろう…

「自由な女神たち」

59点。2本立てにふさわしい映画。つまらなくもないが、1本のパワーはない。

「サルバドル」

75点。ロバート・キャパを大好きな私としては、戦場カメラマンにおもいっきり感情移入してしまった。題材があまりにも新鮮なのが、返って恐怖でもある。ベトナム戦争映画と一味違った告発映画に仕上がっている。

「サクリファイス」

78点。面白いけど、眠たいのはさすがにタルコフスキー。火事のシーンの長回しでは、さすがに目がさめたけど。

「恋しくて」

71点。ハワード・ドゥイッチ監督、ジョン・ヒューズ脚本。現代アメリカ青春映画ともいえる、最近の作品はすべて、いいレベルをクリアしていると思う。これもその一つ。ラストの甘さを別にすれば、面白かった。