電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「名探偵ピカチュウ」-Pokemon Detective Pikachu-

ロブ・レターマン監督。ティム(ジャスティス・スミス)は父の死の知らせを受け取り、富豪ハワード・クリフォード(ビル・ナイ)がポケモンと共存する街として作ったライムシティへ向かう。ティムはヨシダ警部補(渡辺謙)から受け取った鍵で入った父の部屋で、父の相棒だったピカチュウ、記者のルーシー(キャスリン・ニュートン)と出会い父の死の真相を追う事になるが…。元のゲームはまるで知らない。ポケモン好きの大人向けって感じの作りはそれなりに成功している。物語の構成もなかなかに凝っていて、色々な謎の収まり方も心地いい。まあ、気楽に観るにはいいんじゃないかな。最近のポケモンGOの出現率が多いほど、映画の出番が多いみたいなトコが面白い^^(ピカチュウ除く)。ミュウツーは相変わらず別格扱いだな。 https://meitantei-pikachu.jp/

「コンフィデンスマンJP」

田中亮監督、古沢良太脚本。詐欺師のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)たちは新人モナコ(織田梨沙)を加え、香港の女帝ラン・リウ(竹内結子)のパープルダイヤをターゲットに香港へ飛ぶが、そこでは同業者ジェシー(三浦春馬)もラン・リウを狙っている事を知る。また、ヤクザ赤星(江口洋介)はダー子たちへの復讐を計画していたが…。ドラマ版未見だが、まあ人間関係はすぐ分かる。コン・ゲームは映画の中でも難しいジャンルだと思うが、全体には日本TVドラマのクオリティにしかなっていない。キャラが何しろ面白みがないのが残念。コン・ゲーム自体は複雑なトコはいいんだけど、技術的な面白みが足りないかな。ネタばらしは長過ぎでスカっとした感じが薄いののも残念なところ。

https://confidenceman-movie.com/

「ラ・ヨローナ 泣く女」-The Curse of La Llorona-

マイケル・チャベス監督。ラ・ヨローナは嫉妬に狂い、愛する子供を溺死させて自殺したメキシコの幽霊。そして1970年代のLA。ソーシャルワーカーのアンナ(リンダ・カーデリニ)はある親子を引き離した事により、自らと息子クリスと娘サムをヨローナに狙われる事になり、元神父ラファエルに助けを求めるが…。ジェームズ・ワンが製作の「死霊館」シリーズ。このシリーズはみんな設定だけで、物語にまったく深みが足りないのが残念。表面的に怖さはちょっとあるけど、それだけ。警官の夫、水の設定などほとんど使われてないし、ヨローナ自体も単なる怪物でしかない。対決の仕方もなんだかイマイチ。もうちょっと深みがないと単なるB級ホラーから出られない。

http://wwws.warnerbros.co.jp/lloronamoviejp/

「バースデー・ワンダーランド」

原恵一監督、柏葉幸子原作「地下室からのふしぎな旅」。小学生のアカネ(声:松岡茉優)はズル休みした日に、母(声:麻生久美子)のお使いでチィ(声:杏)の雑貨屋へお使いに出かける。そこで大錬金術ヒポクラテス(市村正親)とその弟子ピポと出会い、異世界を助ける事になるが…。物語的には予想範囲のファンタジーを超えてないし(ナルニアっぽい??)、キャラにも展開にもギクシャク感を感じる。ハエのとこだけは、なかなかギャグが効いていて秀逸だと思ったけど。物語は、まあ柏葉幸子の原作があるからしょうがないが、もうちょっと工夫は欲しかった。絵的には「河童のクゥと夏休み」の時みたいなみたいな絵の古臭さはない。ロシアのイラストレーター、イリヤ・クブシノブがキャラやっているみたいだが、キャラ設計としてはイマイチ感ある。 http://wwws.warnerbros.co.jp/birthdaywonderland/

「ドント・ウォーリー」-Don't Worry, He Won't Get Far on Foot-

ガス・ヴァン・サント監督。1970年代、酒浸りの生活を送るジョン・キャラハン(ホアキン・フェニックス)は自動車事故により車椅子の生活になる。アヌー(ルーニー・マーラ)と出会い、ドニー(ジョナ・ヒル)の断酒会に参加したり、やがてジョンは風刺漫画を描くようになるが…。自堕落な時が凄くムチャクチャな生活だけど、わずかづつだが自分を取り戻していく展開はなかなかいい。時間の交錯のさせ方も、惹きつけられる巧みさ。主演のホアキン・フェニックスが強すぎず弱すぎずのいい感じの演技。ジャック・ブラックもアクセントとしてよかった。全体に派手さはないがいい映画ではある。 http://www.dontworry-movie.com/

「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」

永岡智佳監督。シンガポールのマリーナベイ・サンズで女性弁護士の殺人事件が発生、現場に居合わせた犯罪行動心理学者レオン・ロー、その一番弟子の予備警察官リシ・ラマナサンは血まみれの怪盗キッド(声:山口勝平)のカードを見つける。また、海賊船から引き上げられたブルーサファイア"紺青の拳"が公開され、また京極真が出場するシンガポールの空手トーナメントの応援に蘭(声:山崎和佳奈)、毛利小五郎(声:小山力也)、園子がやってくるが、コナン(声:高山みなみ)もそこへ行く事になる…。監督は結局一回だけの立川護から永岡智佳に交代。まあ、いつも劇場版な印象ではあるが、最近の中ではマシな方。犯罪的には単純ではあるが、動機など色々と曖昧なところが多い気もする。それより派手な部分はみんなシンガポールの中心地がめちゃくちゃになるだけってトコが気になる。観光協会かなんかの協力はあったけど、マリーナベイ・サンズはこれOK出してるのかなあ^^;、かなりひどい扱いなんですけど。 https://www.conan-movie.jp/

「ビューティフル・ボーイ」-Beautiful Boy-

フェリックス・バン・ヒュルーニンゲン監督、ルーク・デイビス脚本。ライターであるデヴィッド・シェフ(スティーブ・カレル)の息子、ニック(ティモシー・シャラメ)は義理の母や兄弟の中で居場所を失い、ドラックへ溺れていく。デヴィッドはなんとかそれを助けようとするが…。原作は父と息子それぞれの視点で書いた2冊の回顧録。ディティールも感情の動きもリアルで観ていて結構つらい。親子両方の視点からの原作を一本にしているので余計そう感じるのかも。社会的には意味あるし、映画的には面白いとは思うけど。ティモシー・シャラメは、その精神的な危うい存在感がいい雰囲気。 https://beautifulboy-movie.jp/