電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

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「トリック・アートの世界展 -だまされる楽しさ」

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損保ジャパン東郷青児美術館。「遊びの博物館」以来、この手の展示は大好き。オプトアート、ライトアート、佐藤正明のスーパーリアリズム、福田美蘭の作品中の視点、森村泰昌などなど.高松市美術館コレクションを中心で、展示数自体は少ない。自由研究なの…

「国宝土偶展」

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国立博物館。特徴があって、プリミティブな迫力があって面白い。展示数は少ないが狭いトコに展示しているので、かなり混んでいる感じ。もっとゆったり展示すればいいのに。岡本太郎の流れかと思ったら、去年の秋に大英博物館で土偶展をやっていたらしい。 ht…

「野村仁 変化する相-時・場・身体」

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国立新美術館。職業柄、アナレンマ(太陽の8の字の動き)など、この人の写真関係の作品は多少知っていたけど全貌を知るのは初めて。様々な表現方法でモノの変化を異なった視覚化するのが基本姿勢。写真関係は好きな作品が多い。自動化出来る現在とは、アナレン…

「アイウェイウェイ展 何に困って?」

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森美術館。中国北京の現代美術作家アイウェイウェイ。父は詩人アイ・チン、1957年生まれで1978年北京電影学院入学だから、ギリギリ文革の影響は少なかった世代かな。面白いのイマイチなの半々だけど、ミニマルアートっぽいのが面白い。この企画展は撮影可な…

「現代アートバブル」

吉井仁実。現代アートのバブルをどうこう語った本ではなく、比較的真面目に淡々と、現代アートの作家、投資家、画廊、メディアのいろいろを語り、現代アートの輪郭をマーケットとして描き出している。内容的には分かりやすく、また知らない世界なので面白い…

ICC オープンスペース2009

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MISSON Gの「オーサグラフ:ISSロングターム・トラッキング」鳴川肇が面白かった。単純に正四面体が長方形に展開出来るって単純な事を知らなかったから? あと「011<blank>」佐藤哲至+坂本洋一、「アーバナイズド・タイプフェイス:Shibuya 08-09」山口崇洋も面白い。</blank>…

横浜トリエンナーレ

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2001年第一回目はご祝儀的評価もあるけどそれなりに充実、2005年二回目(id:zom-1:20051020#p2)は混乱がいい方に働いて面白かった。今回の三回目は、内容的にも面白いものが皆無だし、運営的にも酷いもんでした。無意味に開催場所が点在しているし、そのアク…

「メディアアートの世界~実験映像1960-2007」

伊奈新祐。黎明期からの歴史もまとまっていて貴重な本だとは思うが、メディアアートというものを本で伝えるのが難しいというのも強く感じた。知っているものはよく分るが、体験した事ないものを説明されても、なんか意味が分らないものばかり。 http://www.a…

「アーティスト症候群~アートと職人、クリエイターと芸能人」

大野左紀子。日本において芸術家からアーティストという言葉が使われ始めた歴史、芸能人アーティスト(八代亜紀、工藤静香、片岡鶴太郎(過去と決別したかった男)、ジミー大西、藤井フミヤ、石井竜也)、TV番組「たけしの誰でもピカソ」、「開運!なんでも鑑定団…

「異能の画家伊藤若冲」

狩野博幸。画家・伊藤若冲の人生と作品を徹底紹介。「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」(id:zom-1:20060706#p2)を初め、作品はそれなりに観ているけど人物像などは新鮮な話が多くかなり面白かった。その色々な技法と、使われている作品の細部が判るの…

「冒険王・横尾忠則」

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世田谷美術館。Y字路シリーズ、冒険王、1960~70年代のグラフィックス原画、平凡パンチなどなど。2000年以降のY字路シリーズは、最近はこんなの描いているのか、とちょっと驚き。それもかなりの数。しかし、個人的には'60~'70年代のがやっぱりいいと思う。…

デザインフェスタ

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東京ビックサイト。相変わらずの玉石混淆、アートのコミケ、夜店状態は加速していたけど熱気は相変わらず。客の20%ぐらいが外国人な気がする。それもオタクっぽいトコに集中している感じだ。 http://www.designfesta.com/

「紫禁城写真展」

東京都写真美術館。1900年、小川一真(千円札の夏目漱石像)により撮影された紫禁城。100年以上前の貴重な写真という意味はあるけど、そんな事よりはプラチナプリントのトーンの凄さに感心した方が強かった。太和門から太和殿を望むパノラマ写真が圧巻。 http:…

「知られざる鬼才 マリオ・ジャコメッリ展」

東京都写真美術館。イタリア北東部のセニガリアのマリオ・ジャコメッリ(1925-2000)。印刷所で働き、アマチュア画家で詩人、写真家。名前も聞いた事が無かった。印象としては意外に技巧的。朝に撮っているのが多いのか、横からの強い太陽光が特有なコントラス…

「モディリアーニ展」

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国立新美術館。20世紀初頭パリ・モンパルナス、エコール・ド・パリを代表する画家アメデオ・モディリアーニ(1884-1920)の全容。アフリカや東南アジアの原始美術に強く影響され(ピカソもそうだった、パリ・ピカソ美術館にはアフリカ美術のコレクションが多数…

「アーティストファイル2008-現代の作家たち」

国立新美術館。セルフポートレートなどのエリナ・ブロテルス、浮遊するバルーンの市川武史、野遊びする子供達の写真のポリクセニ・パパペトルー、シャーペンの超細密画(凄い!)の佐伯洋江、暗闇の六面ビデオ・インスタレーションのさわひらき、「西洋料理山猫…

「川俣正[通路]」

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東京都現代美術館。川俣正は「横浜トリエンナーレ2005」(id:zom-1:20051020#p2)の総合プロデューサーという事ぐらいしか知らない。仕事の全体像を知るには面白いのだけど、全体に資料とは思うが作品という感じがしない。Wah Lab.の小学生のアイデアが一番面…

「MOTアニュアル 2008 解きほぐすとき」展

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東京都現代美術館。金氏徹平、高橋万里子、立花文穂、手塚愛子、彦坂敏昭。全体としては面白い詰まらないの半々、彦坂敏昭の写真、版画、ドローイングが組み合わさった不可思議な技法はなかなか面白かった。 http://www.mot-art-museum.jp/kikaku/105/

「20世紀の巨匠たち~「写真」とは何か」

大丸ミュージアム・東京。写真家を通した20世紀の写真史。マン・レイ、エドワード・ウエストン、ウイン・バロック、アンセル・アダムス、アービング・ペン、エルンスト・ハース、ロバート・メイプルソープ、ウイリアム・クライン、ロバート・キャパ、アンド…

「101 Contemporary art Fair」

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旧練成中学校。「アートフェア2008」よりはこっちの方がパワーがあって面白い。荒っぽいのが多いけど。パワーという意味では、「デザインフェスタ」が一番面白いかな。自己表現とう名の薄っぺらなのも多いけど。 http://www.101tokyo.com/jp/

「アートフェア2008」

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東京国際フォーラム。ギャラリーによるアート見本市?しゃれているけど、あんまりパワーが無いかな。気のせいか奈良美智のコピーみたいのが目立つ気がする。 http://www.artfairtokyo.com/

写美にて「大人のためのフォトグラム」ワークショップ

東京都写真美術館にてワークショップのお手伝い。企画展の「シュルレアリスムと写真 痙攣する美」に連動させて、「大人のためのフォトグラム」。フォトグラムとは印画紙の上に直接モノをおいて露光し、像を作る技法で、今まで写美では主に子供向けのプログラ…

「アートは心のためにある:UBSアートコレクション」

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森美術館。斬新な様なコジツケな様な構成。あの空間で140点だからちょっと中身薄い印象。ゲルハルト・リヒター、チャック・クロースとか良かったけど。 http://www.mori.art.museum/contents/art/index.html

「第11回 文化庁メディア芸術祭」

国立新美術館。場所は年(id:zom-1:20070303#p2)の写美から今年は新美。商業ベースのも一緒に評価しているのが好きじゃないけど、アート部門はやはり面白い。広島原爆ドームのスライドショー「nijuman no borei」(20万の亡霊は中身は中身はかなりいいが、アー…

「ゴス展」

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横浜美術館。ヘンなネタの横美らしいけど、ちょっと突っ込み不足かなあ。"メメント・モリ"から、今の日本の事象としての"ゴス"の間は埋められていない感じ。リッキー・スワロー、Dr. ラクラ、束芋、イングリッド・ムワンギ・ロバート・ヒュッター、ピュ~ぴ…

「MAGNUM PHOTOSマグナム・フォト 世界を変える写真家たち」

東京都写真美術館。2007年で創立60周年の写真家集団マグナム・フォト、マーティン・パー、コスタ・マノスなど中心会員16人のインタビュー、年次会、支社内部などのドキュメンタリー…。興味ある人にはなかなか面白い内容。マーティン・パーの入会が反対されて…

「晴れ着で回転回LIVE!」

東京都写真美術館。屋代敏博(http://www.kaitenkai.com/)による、一般人を集めての「回転回LIVE!」、ジョエル・ロブションの前で撮影。「回転回」とは技術的に言えば人間がクルクル回っているのをスローシャッターで撮るだけなんだけど、効果はなかなか面白…

「日本の新進作家Vol.6 スティル/アライヴ」

東京都写真美術館。伊瀬聖子「Swimming in Qualia(スイミング・イン・クオリア)」、屋代敏博「回転回LIVE」、大橋仁「SEA」、田中功起「家がガーデン・テーブルになり、瓶ビールの消息がわかり、バンドが演奏するとき」の四人。純粋に写真家なのは大橋仁のみ…

「土田ヒロミのニッポン」フロアレクチャー

東京都写真美術館。シリーズの「俗神」、「砂を数える」、「パーティ」、「新・砂を数える」、「続・俗神」、「ヒロシマ三部作」、「Aging」。余り期待は無かったんだけど、明確なコンセプトのシリーズを通して観るとなかなか面白かった。作家自身によるフロ…

「アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶」

東京都写真美術館。ハインツ・ビュートラー監督脚本、マティアス・ケーリン撮影。ロバート・キャパらと共に写真集団マグナムを設立、ライカを片手に世界を巡り、2004年8月に死去したアンリ・カルティエ=ブレッソンのドキュメンタリー。本人が様々な"決定的瞬…