電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2003-01-01から1年間の記事一覧

2003年の映画メモ

20031230「チャーリーと14人のキッズ」予想通りいまいち 20031229「ラスト・サムライ」 20031122「マトリックス・リボリューション」いまいち 20031221「最後の恋、初めての恋」まあまあ 20031220ミシェル・ヴァイヨン」初日なのに人が少ない、結構好きな映…

「チャーリーと14人のキッズ」- Daddy Day Care -

真面目に作られていて適当にホノボノして、適当に笑えて文句は無いのだけど、そこまでの映画。正直言ってエディ・マーフィーという配役が駄目で、もうちょっと意外な人物にやらせたら面白くなった気がする。監督も主演も同じ「ドクター・ドリトル2」よりはマ…

「ラスト・サムライ」

大いなる日本文化への誤解の固まりの映画。自然描写や戦闘シーンの迫力など、いい所もあるのだけど、ハリウッドが作り上げた日本でしか無いと思う。渡辺謙もトム・クルーズも悪くは無いと思うが、そもそも役柄がヘン。 http://www.lastsamurai.jp/

「あたしンち」

TVの方が笑えるかもしれないが、みかんと母の入れ替わり、修学旅行、恋物語、故郷と映画的なスケールにうまくなっている。それが、泣き笑いとうまく繋がっている。ラストは特に上手いと思った。お父さんとユズヒコの活躍が少ないのが残念か。 http://www.tv-…

「ブルース・オールマイティ」

TVレポーターが一週間だけ神になれるというファンタジーの設定は平凡だとしても、ジム・キャリーらしさを適度に押さえたジム・キャリーが上手く使われてる。でもジム・キャリーである必要性はまったくない。一方、神のモーガン・フリーマンは、やはり彼じゃ…

「マトリックス レボリューションズ」- Matrix Revolutions -

まったく面白くない。1はかなり好き、2はちょっとハテナ、3はがっくり。戦闘シーンも格闘シーンもゲームの映像を延々と見せられている様だし。どうして、こんなになっちゃったのウォシャウスキー?ミフネ船長の血圧高そうな顔の迫力ぐらいしか記憶に残らない…

「ミシェル・ヴァイヨン 」

ルイ・パスカル・クーヴレール監督。ル・マン24時間。迫力がありながら美しい映像に目まいがする。死の瞬間のシーンまで美しき描きだしてしまうヨーロッパ的な美意識。青と赤の色彩対比。映像通りにストーリもスピード感があるしラストも見事。面白かった。 …

「最後の恋、初めての恋」

渡部篤郎の過去を引きずった顔がなんともうっとおしいが、それに対比してヒロインのシュー・ジンレイとドン・ジェが光っている。ヒロインの未来都市の様な上海と、その中の庶民の生活の対比も面白い。ラストは上手くまとめたが、渡部篤郎のいい面は出てない。…

「阿修羅のごとく」

向田邦子の原作の味ではあるが、男優陣よりも女優陣がいい味を出している。大竹しのぶ、黒木瞳、深津絵里、深田恭子それぞれ上手い。特に実は黒木瞳はかなり器用な女優なんじゃないかと思わせる。TVドラマ化のイメージが強く映画化は難しいかと思ったが、森…

「キューティ・ブロンド ハッピーMAX」

前作「キューティ・ブロンド」が意外に面白かったので、ちょっと期待。舞台は法廷から議会に変っても能天気なキャラはそのまま。リーズ・ウィザースプーンは、ブロンドではあるが美人過ぎないのがいい魅力なのかも。 http://www.foxjapan.com/movies/happyma…

「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」

元のTVドラマを観てないのでノリについていけない部分は多いし、粗いと思う部分も多い。それでも金子文紀監督、宮藤官九郎脚本は楽しめた。巻き戻しなどの映像的な遊びも面白い。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000093OOX/249-2855219-2673142

「劇場版スカイハイ」

連続猟奇殺人、担当刑事の花嫁が結婚式当日に犠牲者となる…。ミステリー+オカルトの味付けをうまく「スカイハイ」にして謎で引っ張る展開は上手い。中盤はもたついた感じもあるし、アクションシーンは上手く言っているとは思えないが、ラストは上手くまとま…

「死ぬまでにしたい10のこと」- My Life without me -

失業中の夫、一人娘、23歳の自分は二ヶ月の命と宣告される。死ぬ事を意識する事によって生きる事に目覚めるテーマを上手く表現しているが、後半は余りにきれい事な感じもする。死という重いテーマを淡々とした表現で描く所は、「海辺の家」に近いものがある…

「ティアーズ・オブ・ザ・サン」- Tears of the Sun -

内戦下のナイジェリア、米海軍シールズのウォーターズ大尉(ブルース・ウィリス)は現地の女医リーナ(ニカ・ベルッチ)の救出に向かうが…。命令違反をしての難民救出は人道的には見えるが、どうも納得出来ない。犠牲は感動を盛り上げるかもしれないが、正義と…

「キル・ビル」- Kill Bill Vol.1 -

全編、クエンティン・タランティーノのお遊び炸裂。千葉真一の刀匠、栗山千明の用心棒、ルーシー・リューとの対決など、随所に悪戯やパロディ満載。メチャクチャなお遊びを笑えればいいけど、真剣に観るとダメかもしれない。しかし、タランティーノは6年ぶり…

「フレディVSジェイソン」- Freddy vs. Jason -

暴れるだけしか能が無いジェイソンも馬鹿だし、彼を操るのに失敗するフレディもかなり馬鹿。観た私が馬鹿だったかもしれないが、全部ひっくるめて時間の無駄、この映画は。監督ロニー・ユーは「チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁」の人か…ま、スタイルが…

「陰陽師?」

前作で原作のイメージを壊していない、飄々とした野村萬斎の安倍晴明が気に入ったが、今回はそれに対する幻角(中井貴一)がちょっと濃過ぎるか。ストーリ全体は凝っていて楽しめる。ラストの対決の映像はもうちょっと派手でいいと思ったが。深田恭子だけが役…

「リーグ・オブ・レジェンド-時空を超えた戦い」

The League of Extraordinary Gentlemen - ネモ船長、吸血鬼、透明人間、トムソーヤなどなど、凄いメンバーを集めた割にはちょっとストーリに広がりが無かったかもしれない。ストーリ展開も、それなりに面白いのだけど、それぞれが個性的過ぎて活かし切れな…

「ドッペルゲンガー」

黒沢清はイマイチ、好きになれない時があるけどこれは面白かった。ホラー色はあるが怖さが無い、逆にユーモラスにしているのが上手い。それでいて毒は忘れていない。役所広司がいいのは当然として、永作博美、ユースケ・サンタマリアが意外にいい。 http://w…

「アイデンティティ」- Identity -

記録的豪雨の中閉ざされたモーテルに集まった、自動車事故にあった妻と一家、元人気女優と運転手、娼婦、護送手中の囚人など11人。そして連続殺人。二十三重のなぞ解き、ドンデン返しの連続…これの落ちは判りませんよ。爽快に騙されたという感じで、ま、結果…

「スパイキッズ3-Dゲームオーバー(日本語吹き替え版)」

このシリーズは好きなんだが、今回の3Dはかなり観るのに疲れてしまって楽しむ所では無かった。もっと部分的な3Dで良かったのでは?ストーリ的には面白い所もあるけど、展開がややゲーム的過ぎて意外性が低い。シルベスター・スタローンはまあまあ。 http://s…

「恋は邪魔者」- Down with Love -

60年代のTVドラマ、ロマンチック・コメディ、ポップカルチャへのオマージュ満載、それがしつこくてうんざりする部分もある。レニー・ゼルウィガー、ユアン・マクレガーのオシャレな恋の映画を狙っているんだろうが、二人とも映画の雰囲気にしっくり来ない。 …

「インファナル・アフェア」- Infernal Affairs -

潜入捜査官とマフィア内通者、男の友情と香港映画お得意の設定。トニー・レオン、アンディ・ラウ共に悪くは無いのだけど、ちょっと飽きられた設定でもあるのがマイナスしている。ラストももうちょっと盛り上げて欲しかった。2)無間序曲-id:zom-1:20041008#p1…

「S.W.A.T.」

ストーリの展開がイマイチだし、SWATのプロフェッショナルの緻密さみたいなものはまるで感じられない。火薬爆発させて、銃の撃ち合いしているだけのアクションはうんざり。コリン・ファレル、ミシェル・ロドリゲスなど悪くは無いのだけど。中学一年生は入場…

「ジョニー・イングリッシュ」- Johnny English -

ローワン・アトキンソン(Mr.ビーン)による007パロディのスパイ映画、というだけの映画でそれ以上でもそれ以下でも無い。ある程度は笑えるし、ラストの馬鹿らしさは英国的ギャグの凄みがあった。でも、それだけだな。 http://www.uipjapan.com/je/

「バリスティック」- Ballistic -

物語の中でアントニオ・バンデラス、ルシー・リューのキャラクタが活かせているとは言えない。アクションシーンでは印象的なシーンはあるのだけど、誘拐されたマイケル、生物兵器ソフトキルなど、取って付けた感じになってしまっているのが残念。バンコク出…

「サハラに舞う羽根」- The Four Feathers -

19世紀末英国、スーダンの反乱軍鎮圧を前に除隊したハリーに憶病者のシンボルの白い羽根が送られる…。予告編からの印象では余りに単純な設定で期待が無かったが、多少はストーリに変化がありそれなりに楽しめる。ハリーの思う英国領土拡大の無意味さなどがあ…

「マッチスティック・メン」- Matchstick Men -

リドリー・スコット監督らしい派手さは無いがまとまっていて面白い。潔癖症の詐欺師、その相棒、突然現れた娘の設定が面白く、ニコラス・ケイジ、サム・ロックウェル、アリソン・ローマンが上手く演じる。コンゲームとしても小気味よい展開。 http://www.mat…

「パイレーツ・オブ・カリビアン」- Pirates of the Caribbean -

ブラッカイマー製作というだけで不安だったが、ゴア・バービンスキー監督の色が勝ったのか面白かった。ジョニー・デップの圧倒的存在感あるキャラ、さらにオーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイもいい。最後の一枚の金貨の設定など上手いし、ラストの盛…

「英雄~HERO~」

いかにもチャン・イーモウな色彩感覚が印象的で、戦闘シーンはどれも素晴らしい映像。ジェット・リー、チャン・ツィイー、トニー・レオン、マギー・チャン、それぞれ独特の存在感を出している。ただ「羅生門」(「薮の中」)風な展開に物語が分散されてしまっ…