電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

1991-01-01から1年間の記事一覧

1991年に劇場で観た映画リスト 184本

0101 きんぴら 68 a)大竹しのぶ、風間トオル 0101 ゴールド・ラッシュ 62 d)和泉聖治、a)大友康平、南野陽子 0104 ロザリンとライオン 75 d)ジャン=ジャック・ベネックス 0104 ヤング・アインシュタイン 80 ヤッホー・シリアス 0104 ヘビー・ペッティング 7…

1991年にビデオで観た映画リスト

0104 踊る大紐育 72 a)G・ケリー、フランク・シナトラ 0105 気侭時代 73 d)マーク・サンドリッチ、a)ジンジャー・ロジャース&F・アステア 0106 十二人の怒れる男 73 d)シドニー・ルメット、a)ヘンリー・フォンダ 0111 ファール・プレイ70 a)コリン・ヒギ…

「さらばいとしのヤクザ」

68点。ヤクザの陣内のカッコの付け方は白々しい面があったが、柳葉は結構旨く雰囲気を出していた。クライマッスと思った後、陣内の出所後の話が続く。ここはまるで不用。最近の和泉聖治の中では一番よいかな?

「グッド・フェローズ」

70点。スコセッシの画面作りは冴え、特に前半の暴力シーンの緊張感が好きだった。しかし、後半はテンポもよくなく、イマイチ。デ・ニーロの狂気は結構うまく出ていた。

「男たちの挽歌3/アゲイン」

73点。チョウ・ユンファはもちろんカッコいいが、今回はアニタ・ムイがクールでめちゃくちゃかっこよかった。戦闘シーンの迫力は他のものより弱いが、この二人が魅力に描かれていたのでよい。サングラス、コートのエピソードは「男たちの挽歌」ファンには嬉…

「ホワイト・ドッグ」

64点。部分的にはすごく迫力いっぱいの映像があるのだけど、全体にはヘタ。最後の白人の女の子の印象がとっても恐かった。

「オペラ座の怪人」

72点。充分に面白いが、非常にスタンダード。ストーリがちゃんとしているのは、原作が面白いからか?最後の怪人の哀れさがほとんど出ていないのは残念。これだけ古典なのだから、ちょっと工夫が足りないかもしれない。

「ファミリー・ビジネス」

64点。ショーン・コネリー、ダスティ・ホフマン、マシュー・ブロデリックの顔見せ興行か?まったくつまらなかった。親子三代の泥棒家業、親子の軋轢、人種問題など設定も面白い上に、シドニー・ルメットが監督して、どうしてこんなにつまらないのが出来てし…

「ZIPANG」

74点。高嶋政宏演じる地獄極楽丸のキャラクタが素晴らしい。地獄極楽丸の前半の活劇がよかった。後半からは、ラブ・ストーリとしては曖昧だし、活劇としての迫力不足で中途半端。前半のアイデアで進めて欲しかった。キャラクタとしては貴重なので、続編も期…

「3-4x10月」

72点。「その男、凶暴につき」と同じように過激な暴力描写が新鮮。非常に短いインサート・カットが印象的だった。最後の部分は、ストーリに対する逃げだと思う。

「その男、凶暴につき」

70点。車で追跡するシーンなどの、過激な暴力描写は新鮮なところが多かった。しかし、クライマックスの対決は陳腐。ラストのドンデン返し的な部分も、余計なだけ。

「中国わが痛み」

72点。文化大革命を扱った映画が多い中、パリ在住の中国人監督という事で新鮮な視点を期待した。山奥の更正センターの人々や生活の描写がよかった。しかし、東洋的な神秘さを表現しようとしているためか、やや曖昧な部分が多いのは気になる。

「コーヒー&シガレット」

69点。ちょっと面白いけど、まあどうという事もないか。しつこさが結構面白い。

「ロザリー・ゴーズ・ショッピング」

72点。前半はよいが、後半の展開がイマイチ。「バクダット・カフェ」ではマリアンヌ・ゼーゲブレヒトのキャラクタとストーリがうまく噛み合い、徐々に魅力的に見えた。この映画では、後半は主人公のキャラクタだけで乗り切っているような気がする。

「ヘンリー五世」

78点。シェークスピアものではあるが、これは舞台をうまく映画的に展開している。戦闘場面などは、舞台では表現できない迫力がでている。また、人間的な面でヘンリー五世自身がうまく描けているのがよい。戦闘前夜のシーンは印象的だった。

「オセロ」

72点。映像は、舞台そのものとかわらない。映画的な工夫は少ないが、退屈しない。原作がよいストーリだからだろうか?

「屋根の上の女」

72点。映像がすばらしくよかった。写真のスタジオの光、ほこりっぽさなど、微妙な光と影を使いこなしている。ストーリとしては、ラストに意外性がなかった。

「ワイルド・アット・ハート」

69点。デビット・リンチの映画の中では、好きになれない映画の一つ。最初のニコラス・ケイジの狂気の描き方はよかったけど、それ以降は退屈。ラストに到っては、いったいこの映画はなんだったのだろう、と悩んでしまった。

「ドリームチーム」

73点。精神病の患者だけで、事件に巻き込まれた医者を助けるという設定が、ちょっとアブナイけど面白かった。患者のそれぞれの個性が、ストーリ展開にそれほど活かされていないのは残念。

「ネバーエンディング・ストーリ第2章」

60点。母親を失った主人公が、母親の記憶を失う恐さという設定が全然活かされていない。1と同じく美術などはすごく奇麗なのだけど、ストーリはどうしようもない。

「ダルク家の三姉妹」

70点。三姉妹それぞれのヘンさが、シリアスなんだか、ジョークなんだか判らず、物語についていけなかった。美術はすばらしく、ジェニファー・コネリーはすごく奇麗なんだけど、単にヘンな映画という印象しか残らない。

「グローリー」

64点。南北戦争の次々と死んでいく戦闘は、戦争の悲惨さを表現するというより、逆にウソ臭さを感じさせた。マシュー・ブロデリックは、まるで子供に制服を着せて髭を付けたみたいに、似合っていなかった。

「アパッチ」

60点。女性が戦闘ヘリのパイロットというのは面白い設定だと思ったが、ストーリ自体はまったく面白くない。ニコラス・ケイジは、まるでアホな存在だった。

「悲情城市」

80点。聾唖の四男文清とその妻の筆談のやりとりが、愛情がこもった表現でよい。画面作りは、相変わらずに素晴らしい。台湾の激動の4年間を一つの家庭から描いてみせる。小さな世界の映画が多かった侯孝賢が、このような大きな時間、空間を扱いながらも、同…

「晩秋」

72点。前半はメリハリが弱いためか印象が薄い。後半はそれを取り戻すようにうまく、すごく泣ける映画になっている。ジャック・レモンがとてもよかった。

「背徳の囁き」

70点。主人公、リチャード・ギアが内務調査官の雰囲気じゃなかった。一方、悪役のアンディ・ガルシアの悪役ぶりはよかった。警察内部の犯罪を扱う内務調査官の映画が最近多いが、これは警察での孤立の仕方がちょっとよかった。

「Q&A」

73点。警察の腐敗を描いている映画は多くあるが、主人公を脅かす陰の出しかたがうまく、恐かった。さすがにシドニー・ルメットと言える。

「48時間2」

72点。さすがにウォルター・ヒルだけあって、最後まで飽きさせないで見せてくれる。しかし、結局は前作のなぞり、あるいはパロディに終始しているのではないか?エディ・マーフィーとニック・ノルティのコンビも相変わらずいいが、これも前作と同じ。新しい…

「トレマーズ」

72点。震動を感じて襲ってくる、地底の巨大な怪物の設定が面白い。しかし、パニックのシーンでも緊張感が不足して、シリアスなのかコメディなのか印象を中途半端にしている。村人の描写も弱く、それにより後半の対立場面も成功してない。設定が面白いだけに…