電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「カンナさん大成功です!」-200 Pounds Beauty-

キム・ヨンファ監督、鈴木由美子原作。身長169cm体重95Kgのカンナさん(キム・アジュン)、取り柄は天性の歌声で美人歌手アミのゴーストシンガーとして働く。ある日、憧れの音楽プロデューサー・サンジュ(チュ・ジンモ)の本音を盗み聞きショックを受け、全身整…

「魍魎の匣(もうりょうのはこ)」

原田眞人監督脚本、京極夏彦原作(未読)。昭和27年の東京、探偵の榎木津礼次郎(阿部寛)は元女優の袖木陽子(黒木瞳)の失踪した娘・加奈子の捜査を、小説家の関口(椎名桔平)と記者の敦子(田中麗奈)は新興宗教・深秘御筥教の謎を追い、刑事の木場(宮迫博之)と青…

「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」-Aliens vs. Predator:Requiem-

グレック・ストローズ &コリン・ストローズ監督(兄弟)。プレデターに寄生していたエイリアンにより宇宙船がコロラド州ガニソンに墜落。街はエイリアンたちに襲われ、服役を終えたばかりのダラス(スティーヴン・パスカル)や軍人のケリー(レイコ・エイルスワー…

「今世紀で人類は終わる?」- Our Final Century? -

マーティン・リース。宇宙物理学の世界的権威による様々な人類文明終焉のシナリオの考察。小惑星、環境、科学、バイオテロ、テロ、戦争、粒子加速器の実験によりブラックホールなどなど。悲観論だけでは無く、後半は地球外知的生命体の探し方、火星への低予…

「ぼくには数字が風景に見える」- born on a blue day - Daniel Tammet

D.タメット。人とのコミュニケーションにハンディをもつアスペルガー症候群であり、数学と語学の天才であるサヴァン症候群の著者自身による。最後は2004年、著者により円周率の暗唱でヨーロッパ記録を樹立したテレビ・ドキュメンタリー「ブレインマン」の時…

「再会の街で」-Reign Over Me -

マイク・バインダー監督脚本。妻と二人の娘と暮らすニューヨークの歯科医アラン(ドン・チードル)は街角で大学時代のルームメイトのチャーリー(アダム・サンドラー)を見かける。チャーリーは911の飛行機事故で妻子を亡くして以来、消息が分からなくなっていた…

「Little DJ~小さな恋の物語」

永田琴監督、鬼塚忠原作。1977年函館、野球とラジオが好きな中学一年生、高野太郎(神木隆之介)は海辺の病院に入院する事になる。院長(原田芳雄)は病院生活にウンザリした太郎に治療の一環としてDJをやらせる事にするが…。前半は意外に素直に展開でそれなりに…

「ルイスと未来泥棒 日本語吹き替え版」- Meet the Robinson -

スティーヴ・アンダーソン監督(初?)、ウィリアム・ジョイス原作「A Day with WILBUR ROBINSON」。赤ちゃんの頃に母親に捨てられ孤児院で育ったルイスは発明マニア。ルイスは母親の顔を思い出すために"メモリー・スキャナー"を開発、それを出品した発明コンテ…

「渋滞学」

西成活裕。非線形な思考、渋滞学による人混み、車、アリ、インターネットなどなど。なかなか面白かった。(memo:ASEP(エイセップ)=非対称単純排除過程、自己駆動粒子系を扱う一次元のモデル)(memo:待ち時間x人の到着率=待ち人数)(memo:自由走行の時は追い越し…

「論理で人をだます」

ロバート.A.グーラ。論理の"悪用の仕方"約150種類をまとめたもので、論理を悪用されないいための本。役に立つか分からないが内容的には面白い。(memo:人間の特性1.自分の「信じたい事」を信じる、2.自分の経験や偏見を色々な事に当てはめる、3.たった一回の…

「僧正殺人事件」

ヴァン・ダイン。"コック・ロビンを殺したのは…"、マザーグースの童謡に沿った連続殺人事件が発生する…。久しぶりの再読。なんで再読するつもりになったのか実は忘れてしまったのだけど、このプロットは面白い。完成度が高いミステリになっている。ま、当た…

「日本人の数のしきたり」

飯倉晴武。数から見た日本人のしきたり、伝統。二礼二拍手一礼、二枚目、村八分、十八番などなど。全体に知っている事ばかりで、雑学ばかりという印象。 http://www.amazon.co.jp/dp/4413041763/

「世界を変える人たち~社会起業家たちの勇気とアイデアの力」

デービッド・ボーンスタイン。EPA(米環境保護庁)元幹部ビル・ドレイトン創設の社会起業家支援組織「アショカ」(Ashoka)が後押しする社会起業家たちの紹介。(memo:社会起業家の資質1.間違っていると思ったらすぐに軌道修正、2.仲間と手柄を分かち合う、3.枠か…

「あのころの未来~星新一の預言」

最相葉月。星新一のショートショートをネタにした夢と悪夢の未来のエッセイ。サンデー毎日2001年から一年連載「星ふるふるさと DIALOGUE WITH SHINICHI HOSHI」に加筆修正したもの。個人的には「星新一~一〇〇一話をつくった人」(id:zom-1:20071218#p4)の番…

「ナイチンゲールの沈黙」

海堂尊。東城大学医学部付属病院の看護士、浜田小夜が担当するのは眼球に発生する癌網膜芽腫(レティノブラストーマ)の子供たち。小夜は子供たちのメンタルサポートを不定愁訴外来・田口公平に依頼する…。「チーム・バチスタの栄光」(id:zom-1:20071208#p4)の…

「生物と無生物のあいだ]

福岡伸一。DNA、細菌、タンパク質などの基本からの生物を考える面白さはあるが、やはり研究者に視点を当てている所が新鮮。生活破綻者であり無価値な研究成果だった野口英世、DNA発見でのワトソンとクリックの争い、さらに成功の影に数多くのアンサング・ヒ…

「最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか」

ジェームズ R・チャイルズ。多くの大規模な事故の例から原因を検証する。2000年エールフランスのコンコルド墜落事故、1979年スリーマイルアイランド原発事故、1967年アポロ1号の火災事故、1986年チェルノブイリ原発事故などなど…。テクノロジは進化し、構造…

「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」-Natioinal Tresure:Book of Secrets-

ジョン・タートルトーブ監督、ジェリー・ブラッカイマー製作。歴史学者で冒険家のベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)の祖先に1865年リンカーン大統領暗殺真犯人の汚名が着せられる。ベンはジャスティン(ライリー・プール)、険悪な仲になっているアビゲイル(ダイ…

MEGASTAR II「Yappooo」

いつもいつも満席で観られなかったMEGASTAR-IIをやっと観られたのは感動…でも、「Yappooo」はコンテンツ的には微妙、というか面白くない。MEGASTAR-IIの星空は奇麗なんだけど、活躍どころが非常に少ないのが非常に残念。冬の花火を見ながらの7F展望レストラ…

「地下展~空想と科学がもたらす闇の冒険」

科学未来館。科学未来館の企画展はいつも内容的には掘り下げも足りずに、表現の工夫も弱い感じがするんだよなあ。まあ、難しいのは分かるけど頑張って欲しい。その他常設展の超伝導デモなど見て、かぐや撮影の「地球の出」「地球の入」のハイビジョン映像な…

クリスマス前のお台場

お台場も中国旅行客多数、中華バイキングでお昼食べてた。日本に来てなぜ中華なんだろうか…。昼ごはんは台場小香港にある鴻星海鮮酒家。香港に本店がある店だが(随分と言った、最近は行ってないけど)、本店が泣くような味。 http://www.hungsing.co.jp/

「インド式秒算術」

P.クマール。流行のインド式暗算の本。下一桁の和が10になるのまでは簡単、下一桁が両方5の時の場合は小学校の時に習った。その後は段々怪しくなってきて後半はパス。最後の方は難しすぎるのでは。ところでクマールはホントにインド人なのだろうか? http://w…

「会議が絶対うまくいく法」

マイケル・ドイル、デイヴィッド・ストラウス。ファシリテーションの本としては素晴らしい内容。議事進行、発言を引き出す、問題児への対処、会議室と座り方などなど…。実践的で役に立つ。(memo:社会心理学者ジェイ・ホールの実験「月での遭難」コンセンサス…

「サーフズ・アップ 日本語吹替え版」- Surf’s Up -

アッシュ・ブラノン/クリス・バック監督。南極シバレルタウンで生まれ育ったイワトビペンギンのコディ(声:小栗旬)は、子供の頃に出会った伝説のサーファー"ビックZ"(声:マイク眞木)に憧れサーフィンに情熱を燃やす。ある日、ペングー・アイランドで開かれる…

「スマイル~聖夜の奇跡」

陣内孝則監督脚本原作。タップダンサーの夢が破れた修平(森山未來)は恋人の静華(加藤ローサ)が住む北海道へ戻って来た。静華の父が出した結婚の条件は弱小アイスホッケーチーム"スマイラーズ"を勝利させる事だった…。駄目コーチと弱小チームが起こす奇跡…も…

「「気」を科学する」

町好雄。極めて真面目に肯定的に工学的に「気」を捉えて、エネルギーというよりはシグナル(変調された信号?)と考えている所は面白い。それでも科学的とは言い難い検証であるのは、肯定から入っているからではないか。今の技術でfMRIとか使えばもっと面白いの…

「封印作品の謎2」

安藤健二。「封印作品の謎」の続編で「キャンディキャンディ」、「ジャングル黒べえ」、「オバケのQ太郎」、「サンダーマスク」を扱う。前作が差別ネタが中心だったのに対して、今回は著作権関係や関係者の感情的対立。文章、構成的には前作と同じでまとま…

「封印作品の謎」

安藤健二。題名そのまま、封印作品の謎の謎を追う…「ウルトラセブン」第12話「遊星より愛をこめて」、「怪奇大作戦」第24話「狂鬼人間」、映画「ノストラダムスの大予言」、「ブラックジャック」など。文章は取材メモのようで読み物としてはまとまりが悪い。…

「星新一~一〇〇一話をつくった人」

最相葉月。「絶対音感」も凄いと思ったが、この本の作業量は計り知れない。素材を徹底的に調べ上げ膨大な情報を整理して、星新一という人間像を浮き彫りにしていく。あまりに情報が多くて読んでいる方が消化不良な不満足感はちょっと残る。父親の話は「人民…

「いつまでもデブと思うなよ」

岡田斗司夫。一年間で50Kgの減量に成功した著者、レコーディング・ダイエットの大ベストセラー本。大筋では共感出来るし、理論的には何も間違いない。それでも著者の自慢っぽい所は鼻につく。大体、ダイエット本というのは母数1の統計サンプルで書かれている…