電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

1989-01-01から1年間の記事一覧

「冬物語」

57点。つまらない。魅力がなかった。宮崎万純の明るさが魅力的で、役にあっていたけど、それだけだった。原作は、それなりに面白いけど。「キスより簡単」やこれは、あまりにも安易に漫画を映画化していると思う。

「YAWARA!」

61点。個人的には、ちゃんとした柔道映画にして欲しかった。単なるできの悪いアイドル映画。浅香唯のファン以外には勧めたくない。原作は大好きなんだが。

「裸の銃を持つ男」

67点。おかしかった。でも、軽薄で、底があさかった。予告編の方がもっと笑えたような気もする。

「満月のくちづけ」

50点。悪いできだった。これで高原理恵の魅力がなければ-20したぐらい。ストーリにまったく魅力がない上に、恐くもないところが「スウィートホーム」と似ている。ラストは一体なんなんだ?

「バード」

70点。なにしろ長く、平坦な印象しか残らなかった。それぞれのライブシーンもよかったのだけど、何故こんなに悪い印象なのだろうか?とにかく、ストーリの盛り上がりで引っ張ってくれるものが欲しかった。

「愛は霧の中に」

69点。シガニーウイバーの狂気の雰囲気が、なかなかいい演技だったと思う。最後は「シルクウッド」の様な後味の悪さだった。つくりもののゴリラがほとんど見分けられなかったほどよくできていた。

「カルラ舞う」

65点。アニメとしは奇麗だったし、気にいっている。ストーリは、「帝都物語」あたりと同様に、昔ながらのオカルト趣味に、歴史的な知識がちりばめられていて面白い。劇場内は、原作のファンの女子高生が多かった。

「大丈夫日記」

80点。すばらしい。このテンポ、この笑いはなんなんだろう?まさに、香港パワーの笑いの連続といえる。ギャク、コメディ、アクションと香港が映画をつくると、どんなものでもこの圧倒的な力を感じてしまう。サリー・イップ、ジョイ・ウォンの2大美人女優に…

「ワンダとダイヤと優しいやつら」

71点。どうも、おかしさが上滑りしていた。モンティパイソンは笑えるけど、これはイマイチだった。第1に女優に魅力がないことが致命的だった。どうも、映画のポイントを誤って観ていたのか?

「だまされてリビエラ」

78点。笑えた。結局、スティーブ・マーチンの術にはまってしまって、最後まで乗り切ってしまった。後で、シビアな評価をきいて、甘かったかなあなどとも思ったけど、充分に楽しんでしまった事実は否定できない。

「カクテル」

67点。ストーリはまったくつまらない。まあ音楽がちょっといいのと、カクテルを作る動きが楽しいのがいいぐらい。トム・クルーズの役は単なる女好きという印象しか残らなかった。新旧二人の対決とか、要素はいくらでもあったと思うけど。私は、カクテル版ロ…

「アニメ三銃士」

62点。毒にも薬にもならない感じ。しかし、アニメとしては良質の作品だと思う。2本立ての実力ぐらい。

「ヴィナス戦記」

62点。安彦良和は戦闘シーンとか、メカニックが書きたくて設定をつくっているのではないのか?テーマとか、主張とかはどうでもいような作品作りをいつも感じるが。

「BAD21」

70点。ベトナム戦記としては、変わった感じでよかったが、一人のアメリカ兵を助けるために、多くの人が殺されていくところにかなり疑問を感じた。中途半端で、これが反戦映画になっているかは疑問。ゴルフの使い方は面白かった。

「ロボ・フォース」

77点。サリー・イップがすばらしくよかった。最後のちょっとの微笑みが忘れられない。B級的であっても香港映画のスピード感、アクションはいつも一味違う。この手の香港映画もどんどん公開して欲しい。

「告発の行方」

73点。問題のレイプ・シーンを最後までみせずに興味をひっぱっていく所など、構成がうまかった。また、徐々に犯人をいやな奴らと思わせていき、判決の判決まで持って行くところなどもうまい。ジョディ・フォスターが小さくかぼそい体で、非常に役にあってい…

「ブルーム事件」

69点。体調のせいかもしれないけど、中盤あたりまでかなり眠かった。敏腕刑事の登場あたりから、結構引き込まれた。全体としてサスペンス的要素はあまり感じられなかったが、他の人の評判はよかったみたい。

「うろつき童子」

68点。絵は、原作よりずっと上品(?)で奇麗だった。でも、やっぱりエロ漫画という雰囲気があちらこちらに残ってた。アニメとしては嫌いじゃない。

「ファイブスター物語」

65点。この切れ長の目と異様に長いまつげをどうにか我慢すれば、結構おもしろいアニメだった。長い話のイントロだけみたいだが、後も観てみたい気がする。舞台が結構気に入った。

「D.O.A」

76点。最初から破滅的なラストを知っていながら、何か一つの救いをもとめて最後までひっぱっていくすごい手法。ものすごい後味の悪さだが、すばらしく印象的。

「リトルフット」

56点。どうでもいい作品。ひたすら眠たかった。恐竜に感情移入ができなかったのは、私の感受性のせいなのか?もうちょっと魅力的なキャラクターが欲しかった。

「ミシシッピイ・バーニング」

77点。アメリカ南部は恐いという印象だけが強く残った。個人的には「レインマン」よりこちらにオスカーをあげたかったが、これはテーマの強さだと思う。ウィレム・デフォーの眼鏡姿がかっこよかった。

「風の又三郎」

62点。宮沢賢治のいろいろな作品が融合されている。その映像化としては、結構おもしろいものがあったが、肝心の又三郎の部分はまるっきり面白くなかった。子役は純真というより、単なるダイコンだった。草刈正雄のイメージはぴったりで気に入った。

「バクダット・カフェ」

77点。すばらしい新鮮な感覚の映像と演出だった。主人公2人が段々魅力的に見えてくるのが不思議。はっとさせる印象的なシーンの挿入が多かった。

「座頭市」

62点。確かに勝新太郎の殺陣はすばらしい。でも、それだけだった。緒形拳以外の周りは駄目だった。あの不可思議なラブ・シーンは止めて欲しい。編集が悪かったのは、例の問題のために時間が足りなかったのだろう。

「風の惑星・スリップストリーム」

60点。人工生命が心を持ちうるか。古典的なテーマであるが、「ブレード・ランナー」などと比べると、ずっと突っ込みが足りないと思う。大破壊後の世界はSFでも流行であるけど、この映画の世界観が納得できなかった。

「レインマン」

77点。噂どうりのいい映画だった。しかし、前評判が大きすぎて、たいした感動はなかった。混んでいて2回も入れなかったのが特に印象的。この映画がヒットするなら、もっと観てもらいたい映画もあるけど。

「右側に気をつけろ」

65点。予告編の色で、ゴダールの割には好きになれそうだと観てみたが、はやりうまがあわない。それでも、部分的にはハッとさせる色や映像があったのは「気狂いピエロ」以来だった。

「ダイ・ハード」

80点。すばらしいアクション映画だった。あれだけのアクションをすばらしいスピードで展開されては文句がつけられない。一回目、新宿プラザで観たが、画質が悪くて最低だった。2回目を観てやっと、ディティールを理解できた。

「死にゆくものへの祈り」

75点。神父がザンゲの内容を人に話せないという、基本的なアイデアがすばらしかった。そこから生まれてくる人間関係を、うまく描き出していると思う。ミッキー・ロークが雰囲気にぴったりだった。