電子竹林:Blog

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「エイミー」

バリ・ウッド 扶桑社。クローネンバーグが監督した「戦慄の絆」の原作者のバリ・ウッド。「戦慄の絆」自体は読んだ事ないのですが、この「エイミー」も人間のメンタルな部分と超自然な能力を扱っている。主人公、エイミーの幼児期のトラウマと超自然的な能力。能力を持ってしまった不幸の描き方が素晴らしい。ただ、展開や語り口は上手いとは言えないけど。もうちょっと、キングの様なストーリー・テーリングの力があれば凄く面白くなったのに。ま、とにかく「戦慄の絆」は読んでみようと思う。文庫巻末の対談に出てくる未訳の小説「TRIBE」がめちゃくちゃ面白そう。これだけ期待させて翻訳してないのがずるい。翻訳させたいという確信犯的な対談なのかな(^^;)。