電子竹林:Blog

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「ビーン」- Bean -

メル・スミス監督、ローワン・アトキンソン。ロンドンのナショナル・ギャラリーの監視員のビーンが何故か米国出張を命じられる事から起きるドタバタ。「ビーン」が密かにブームになっていたのは、短編の機内上映だと思う。私もそうだった。去年に夜中でシリーズが放送されれ、さらにブームが広まり、今回の映画化。監督は、ローワン・アトキンソンが'89年に出演した「彼女がステキな理由」の監督、メル・スミス。「彼女がステキな理由」は公開当時、それほど評判にならなかったが、ジェフ・ゴールドブラムエマ・トンプソンという凄い共演だったし、内容もなかなか面白かった。今回の「ビーン」は、確かにビーンの面白さはあるんだけど、やはり長編にする上でストーリ性を持たせるために、面白さが半減している気がする。ビーンを最終的には善人的に描いたりするのが、どうも無理がある。やはり、ビーンは短編が似合うという印象。チャップリンが短編から長編に見事に転身して見せた様な成功を、ビーンにも期待している。