電子竹林:Blog

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「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」- The Mummy -

ティーブン・ソマーズ監督脚本、ブレンダン・フレイザーレイチェル・ワイズ、ジョン・ハナ。同じ監督でも「ザ・グリード」よりはずっと完成度が高い。幻の古代都市、パムナプトラ。元傭兵のリック、兄のジョナサン、考古学者のエヴリンが協力し、ハムナプトラを目指す。敵味方入り乱れたアクション。そして、3000年前に極刑でミイラにされてしまった僧侶イムホテップがミイラとなって蘇る…。単純な冒険活劇なので、単純に楽しめば面白い。まるで「インディ・ジョーズ」そのままな感じが多いけど、軽いノリでサラっと楽しめばいい映画。実際、ミイラも同情すべき点も多いのだけど、そんな事を考えさせないテンポの良さに救われている。ミイラとなるイムホテップは、「テラコッタ・ウォーリア奏傭」の蒙天放みたいな位置だけで、この映画ではまったく悪役で可哀想。ミイラの動きをモーションキャプチャでやっているけど、あまりに動きが滑らか過ぎてミイラっぽくないのが変。もっと、ミイラっぽい動きを研究しないと。他のCGはさすがにILMと思わせる上手さ。