電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「リトル・ダンサー」- Billy Elliot - ☆

スティーヴン・ダルドリー監督、ジェイミー・ベルジュリー・ウォルターズ 、ゲアリー・ルイス,ジェイミー・ドラヴェン。舞台は1984年、イングランド北東部ダラム州の炭坑町。主人公はビリー(ジェイミー・ベル)11歳、母親は昨年亡くし、父親(ゲアリー・ルイス)、兄トニー(ジェイミー・ドラヴェン)は炭坑労働者でストライキの真っ最中。ボクシングの練習の後、バレエ教室に飛び入り参加したビリーの踊りを見て、バレエ教師のウィルキンソン夫人(ジュリー・ウォルターズ)はダンスに対する情熱と才能を見抜く…。淡々とした表現の中に隠された、情熱が感じられる様で実に上手い。「遠い空のむこうに」も「ブラス」もそうだが炭坑の町という閉塞感、そこからの開放されるためのエネルギーがヒシヒシと感じられる。父親の存在感が非常にいい。今、邦画で存在感がある父親の映画があるだろうか。