電子竹林:Blog

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「トラフィック」- Traffic -

スティーブン・ソダーバーグ監督、スティーブン・ギャガン脚本、マイケル・ダグラスドン・チードルベニチオ・デル・トロ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、デニス・クエイド、スティーブン・バウアー。メキシコ州警察の警官ハビエール(ベニチオ・デル・トロ)と相棒のマノーロは麻薬カルテル撲滅のためにサラサール将軍に協力する事になる。オハイオ州最高判事ロバート・ウェークフィールド(マイケル・ダグラス)は、大統領命令で麻薬取締連邦最高責任者に任命されるが、自分の娘キャロライン(エリカ・クリステンセン)は成績優秀のエリートでありながら麻薬に手を出している。サンディエゴの刑事モンテル・ゴードン(ドン・チードル)たちはカルロス麻薬密輸容疑で逮捕。その妻のヘレーナ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は夫の麻薬を密輸している事を知らなかった…。最優秀監督賞、最優秀脚色賞、最優秀助演男優賞、最優秀編集賞アカデミー賞4冠。「セックスと嘘とビデオテープ」のパルムドールでのデビューから「エリン・ブロコビッチ」みたいな硬派に行ったと思ったら、今回は社会性もエンターテイメント性も高い素晴らしい出来だった。ベニチオ・デル・トロの存在感は見事。キャサリン・ゼタ=ジョーンズは役的には面白い所で、得をしている。他の役者もいい感じ。映像は、ドキュメンタリを意識しながら、見やすい印象的な絵がよい。