電子竹林:Blog

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「JSA -Joint Security Area-」☆

パク・チャヌク監督脚本、イ・ヨンエイ・ビョンホン、キム・テウ、ソン・ガンホ、シン・ハギュン南北朝鮮分断の地、板門店/共同警備区域(JSA)。ある晩、北朝鮮側歩哨所における事件は、南は拉致、監禁、自力脱出と主張。北は、奇襲テロ攻撃と主張。スイスとスウェーデンからなる中立国監督委員会捜査会、韓国籍の父を持ちスイス軍女性将校ソフィー・チャン(イ・ヨンエ)による調査が始まった。南のイ・スヒョク兵長(イ・ビョンホン)、ナム・ソンシク一等兵(キム・テウ)、北のオ・ギョンピル士官(ソン・ガンホ)、ョン・ウジン兵士(シン・ハギュン)たちの行動、その意味が明らかになっていく…。「シュリ」の記録を抜くヒットらしいが、確かに面白い。こういう切り口で南北問題を扱うという手際も見事だが、何しろラストのワンカットはお見事。参りました、と言うしか無い。それぞれ、俳優もみんないい演技。実際の板門店を再現したというオープンセットは見事。政治的な主張力もあるし、映画に対する意気込みもいい。韓国映画の威勢の良さに比べると、邦画は情けなくなる。