1000円均一、平均年齢60歳以上、満席、終了後拍手、かなり受けがいい。私もかなり面白かった。監督の朝原雄三はこのシリーズは二本目。前回は手慣れていなかったが、今回は松竹喜劇に人情劇を上手く入れている。物語に小津安二郎の「麦秋」を盛り込み、原節子の役柄を江角マキコがそのまま再現する事になるのだが、このシーンが実に見事、感動的。「幻の光」(是枝裕和監督)の江角の名演を思い出させる。江角は実際上手い、ステレオタイプでしか使いこなせないTVや映画界が無能。全体では西田敏行、三國連太郎の出番は少ないが、ま、しょうがないでしょう。
http://www.tsuribaka-movie.jp/index.html
↓昔撮った「大船シネマワールド」の写真、朝原雄三は松竹大船最後の世代。
