レデリック・シェンデルフェール監督。説明も少なく淡々と展開していくスパイ活動…説明過剰、完全懲悪、ハッピーエンドなハリウッド映画に慣れ切った観客はかなりイライラさせられると思う。でも、このリアルな孤独感はかなりグッと来る。嫌いな映画じゃない。予告編もポスターもモニカ・ベルッチ(随分老けた)が主役の様な雰囲気だが100%ヴァンサン・カッセル主演の映画。グリーンピースの船を沈没させた「虹の戦士号事件」のスパイの証言が元になっているらしい。フランス対外治安総局=DGSE(旧名SEDEC)は実在の組織。邦題は意味不明。