電子竹林:Blog

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「僕とライカ-木村伊兵衛傑作選+エッセイ」

木村伊兵衛展」(id:zom-1:20041023#p3)の勢いで読んでみる。内容的には既知の物ばかりだが、まとめて読むとやはり面白い。三円五十銭の零判カメラ(名刺判)から、アマチュア写真クラブ、ライカA型、花王入社の自伝もいいし、ブレッソンとの交友、土門拳との対談なども楽しめる。セザンヌを同時代の人間の様に語り、ノイエ・ザハリヒカイトと光の話など当時の写真の熱っぽさが分かり楽しい。「自然光はザハリヒではない」みたいな語り口調がいい。

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