電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「マルチュク青春通り」

ユ・ハ監督。1978年、軍事政権下の1978年、マルチュク通りにある高校に転校して来たヒョンス(クォン・サンウ)は、バスで見かけた少女ウンジュ(ハン・ガイン)に一目で恋に落ちる…。なんと言っても、1976年生まれのクォン・サンウはじめ、ウシク(イ・ジョンジン)と高校生全員がフケ顔過ぎ、まるで若々しさが無い。当時の韓国の世情が判らない部分もあるが、それぞれの心理的な動きがよく見えない。最後は結局ケンカだし。監督は1963年生まれ、ブルース・リーABBAオリビア・ハッセー、ギター、トランジスタラジオなど同時代感覚あるんだけど、話に乗れない。インタビューで監督は"は韓国にとっても他の国々でも、70年代がもっとも精神的に豊かで自由だった"と語っているけど、この映画からはそうは思えないのだが。(原題直訳は「マルジュク通り残酷史」で、海外版DVDもこのタイトルだとか)

http://www.gaga.ne.jp/mal-seishundori/