下山天監督、山田風太郎原作「甲賀忍法帖」。徳川家康により天下統一され天下太平の世がはじまった1614年、南海坊天海(石橋連司)らは超人的能力を持つ忍者の里、伊賀鍔隠れと甲賀卍谷を互いに争う合わせる策略をたてる。伊賀鍔隠れの党首お幻の孫、朧(仲間由紀恵)と甲賀卍谷の党首弾正の世継ぎ弦之介(オダギリジョー)は密かに愛し合っていたが、戦いに巻き込まれる事になる…。原作は有名だし、「バシリスク～甲賀忍法帖」として漫画、アニメにもなっている。原作と違って戦うのは5対5、伊賀は朧、蓑念鬼、夜叉丸、蛍火(沢尻エリカ)、薬師寺天膳(椎名桔平)、甲賀は弦之介、室賀豹馬、筑摩小四郎、如月左衛門、陽炎(黒谷友香)。戦闘シーンはそれなりに上手いけど、中国/香港映画などに比べれば役者が格闘が出来ないので迫力不足(夜叉丸、子四郎役は上手い)、アイデアも不足。朧の"破幻の瞳"のビジュアル表現はちょっとシビレるかっこよさだったけど。ま、忍者ものとしては満足出来る出来かな。陽炎は原作よりは色気不足。クレジットで分かったが、お幻がりりィだったのでびっくり(^^;)。(1614年と言えばシェークスピアが死ぬ二年前)
