大岡俊彦監督(初)脚本、西原理恵子原作。漁師町で暮らす小学生のヨシオ(深澤嵐)は父(萩原聖人)と母(ともさかりえ)との三人暮らし。隣のお姉さんのみさこ(蓮佛美沙子)に憧れ、いじめっ子に毎日なぐられる毎日。そのヨシオのそばには、いつの頃からか"いけちゃん"(声:蒼井優)という不思議ないきものがいた…。原作未読。基本的に感動的なラブストーリである事は分かるし、最後の方は上手くまとめていると思うが全体には平凡。映像にも工夫は少ないし、中盤のエピソードが薄くて全体に間延びしているのが残念。原作は分からないけど、絵本から2時間の映画を作るにはもっと話を膨らませる必要があったかもしれない。いけちゃんの声がなかなかいい、蒼井優はホントに器用だ。なぜか主題歌は渡辺美里「あしたの空」。
