電子竹林:Blog

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「くるみ割り人形と秘密の王国」-The Nutcracker and the Four Realms-

ラッセ・ハルストレム監督。母を亡くしたばかりのクララ・シュタールバウム(マッケンジー・フォイ)は、クリスマスイブに名付け親ドロッセルマイヤー(モーガン・フリーマン)のパーティで秘密の王国に迷い込む。そこは母が作り上げた国であったが、今はシュガー・プラム(キーラ・ナイトレイ)のお菓子の国、花の国、雪の国、第4の国と分裂していた。クララはキャプテン・フィリップ(ジェイデン・フォーラ=ナイト)と共に、マザー・ジンジャー(ヘレン・ミレン)が支配する第四の国へ入るが…。期待は全然してなかったが、これはなかなか良かった。チャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」、その原作のホフマン「くるみ割り人形とねずみの王様」のモチーフであるネズミ、お菓子、雪片などをうまく物語に使い子供にも面白く再構成してある印象。部分的にはアリスやオズやナルニア国のパクリっぽさを感じながらも、所々にディズニーのセルフパロディなトコもあって楽しめる。ミスティ・コープランドの踊りは圧巻の迫力と演出で、多分、バレエファンも楽しめるのではないかな。

https://www.disney.co.jp/movie/kurumiwari.html