ピーター・ファレリー監督。1960年代、NYのクラブ、コパカバーナで用心棒として働くトニー・リップ(ビゴ・モーテンセン)は改装のためにしばらく失業。トニーは黒人ジャズピアニストのドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の南部コンサートツアーの運転手として雇われることになるが…。アカデミー賞受賞でかなり混んでる。一言でいうとこれはいい映画だ。社会性もエンタメ性も高くロードムービーとしても良質だし、最後は暖かい気持ちになれる。二人が作る逆転的構図が物語を面白くしている。黒人用旅行ガイド「グリーンブック」の存在は知らなかった。それを象徴として持ってくるところがいい。トニーの息子ニック・バレロンガが製作脚本。