電子竹林:Blog

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「モーリタニアン 黒塗りの記録」-The Mauritanian-

ケビン・マクドナルド監督。モーリタニアのモハメドゥ・ウルド・スラヒ(タハール・ラヒム)は、アメリ同時多発テロに関与した疑いで逮捕、キューバグアンタナモ米軍基地に収監されていた。2005年、人権派弁護士のナンシー・ホランダー(ジョディ・フォスター)はスラヒの解放のために部下テリー(シャイリーン・ウッドリー)とキューバへ向かう。一方、海兵隊検事スチュアート・カウチ中佐(ベネディクト・カンバーバッチ)はスラヒの起訴を要請されるが…。本人よる「グアンタナモ収容所 地獄からの手記」が題材、未読。地味になりそうなところを、黒塗りの書類、MFR(Memorandum for the Record)の開示、スラヒの手記などの素材を使った構成が上手く、とても引きつけられる展開。カンバーバッチの役が存在することにより、物語が深くなっている。ジョディ・フォスターは随分バアさんメイクだけど、これは多分、老け役を作ってんだろうなあ(第78回ゴールデングローブ賞助演女優賞)。実際の人物にかなり似てる。

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