電子竹林:Blog

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「戦火の勇気」96/11/4

非常に地味な作品ですが、凄く面白かった。大ヒットはしないでしょうが、これはお勧めです。湾岸戦争のトラウマに悩むデンゼル・ワシントンが、名誉勲章候補のメグ・ライアン演ずる将校について調査する。非常に硬派なドラマ。事件を知る人々を訪ね歩く、回想シーンの積み重ねでドラマを作り上げていくところは、黒澤の「羅生門」を思い出させます。その回想シーンの微妙な食い違いを、少しづつときほぐしていく展開に引きつけられます。いや、いい映画でした。メグ・ライアンは、「プライベート・ベンジャミン」の時のゴールディ・ホーンを思いださせる風貌でした(^^)。