電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「フレンチ・ドレッシング」

1997東京国際映画祭シネマ・プリズム。斎藤久志監督。PFFの「うしろあたま」、16mmの「はいかぶり姫物語」は名前は知っているけど、未見。この映画が初めて観る監督。よく知らないけど主人公の櫻田宗久は、結構有名なモデルらしい。彼目当てのファンが多かった。主人公はいじめられ子で、自殺をしようとする所を男性教師に強姦される。それから女子高生が絡み、摩訶不思議な三人組の生活が始まる。全体のタッチが「Helpless」「チンピラ」の青山真治の亜流をイメージして、つまりは北野武の亜流の様に感じてしまう。ラストへ向かって、話をどう収束させるか興味があったのに、ちょっと曖昧でつまらなかった。雰囲気は、ずっと昔の相米の様で面白かったので、ストーリ的なメリハリがつけばもっと好きになったと思う。