電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

1997-11-01から1日間の記事一覧

「陰謀のセオリー」

予告編が面白そうで、期待していたけどちょっと期待ハズレ。陰謀説を持つ男が主人公という設定が気に入ってました。このキャラクタでうまくストーリを作ればよかったのに、結局の所陰謀説は単なる添え物でした。残念。

「鍵 THE KEY」

池田敏春脚本、監督。川島なお美、柄本明、大沢樹生。谷崎潤一郎の文学の世界だけど、雰囲気が江戸川乱歩みたいな映画だった。あまり期待してなかったけど、予想通りの出気。エロティシズムという面では、新鮮さも面白さもなかった。

「CURE」

1997東京国際映画祭インターナショナル・コンペティション。黒沢清が監督。もう「地獄の警備員」以来、まったく信用してない監督であるが、ちょっと面白そうなので観てしまった。主人公が役所広司、萩原聖人、うじきつよし、中川安奈。被害者の首を×に切り刻…

「187」-187 -

1997東京国際映画祭インターナショナル・コンペティション。「ファンタンゴ」のケヴィン・レイノルズ監督。187は、カリフォルニア州の殺人罪に適用される刑法で、映画の中では「殺す」という警告のメッセージに使われる。主人公の教師ガーフィールドはN.Y.の…

「2days」- 2 Days In The Valley -

1997東京国際映画祭特別招待作品。1983年のオリビア・ニュートンジョンとジョン・トラボルタ主演の「セカンド・チャンス」の監督、ジョン・ハーツフェルド。この間に他の映画は撮っていたんだろうか(^^;)。彼も'81年にTV番組「Stoned」でエミー賞を受賞して…

「青春のつぶやき」- 美麗在唱歌 / Nurmur Of Youth -

1997東京国際映画祭インターナショナル・コンペティション。監督は台湾の林正盛(リン・チェンシェン)。未見だけど「熱帯魚」にも出ている人で、監督よりも性格俳優っぽい(^^;)。主人公は台湾に住む二人の少女。台北のマンション住まいと、郊外の古い家住まい…

「ジプシーの贈り物」- Romanki Kris(Gypsy Lore) -

1997東京国際映画祭ヤング・シネマ・コンペティション。監督はベネ・ギョグオシーはハンガリー、ブダペスト生まれで、現在はミュンヘンで活動、これが最初の劇場用映画。北ハンガリーのジプシー居留地をおわれた老人ロベルが、頭の弱いが音楽は上手いタマス…

「ブラス!」- Brassed Off -

1997東京国際映画祭インターナショナル・コンペティション。これは安心して期待出来る、ある程度面白い事は確実と思ってたけど、やっぱり面白かった。すでに来年の公開は決まっているはず。監督、脚本はマーク・ハーマン。これが初めて観る作品。1993年の英…

「バルカン冒険旅行」- Balkanisateur -

1997東京国際映画祭インターナショナル・コンペティション。なんでこんな映画がインターコンペに入ってくるの、と唖然としてしまった。つまらない(^^;)。ギリシャ人の二人が一儲けしようと、バルカン半島を越えて、西ヨーロッパ、スイスまでのロード・ムービ…

「ビヨンド・サイレンス」- Beyond Silence - ☆

1997東京国際映画祭インターナショナル・コンペティション。カローリーヌ・リンク監督。ドイツ映画。これは面白かった。今年観た映画の中ではベスト3には入ると思う。聾唖の両親の元に育った、クラリネットの音楽家の娘の話。今まで観た映画の中でも、これ…

「ア・リトル・ライフ・オペラ」-

一生一台戯 / A Little Life-Opera -1997東京国際映画祭シネマ・プリズム。香港の監督、「ジャスト・ライク・ウェザー/美国心」の方育平(アレン・フォン)。「ジャスト・ライク・ウェザー/美国心」は公開時に凄く評判がよかったのに、今だに未見。中国福建省…

「フレンチ・ドレッシング」

1997東京国際映画祭シネマ・プリズム。斎藤久志監督。PFFの「うしろあたま」、16mmの「はいかぶり姫物語」は名前は知っているけど、未見。この映画が初めて観る監督。よく知らないけど主人公の櫻田宗久は、結構有名なモデルらしい。彼目当てのファンが多かっ…

「河」

1997東京国際映画祭シネマ・プリズム。「青春神話」「愛情万歳」の台湾の監督、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)。「青春神話」は坦々とした展開でありながら力強さを感じ、若者の葛藤がうまく出ていたと思うのだけど…。この「河」も手法的に似ていて、何でもない…

「フェイク」- Donnie Brasco -

ジョニー・デップ、アル・パチーノが主演。マフィアにもぐり込んだ捜査官とターゲットとしたギャングの男との間に友情が芽生える。このネタ自体は色々な所で使われているけど、この映画は面白かった。よりこの映画を深くしているのは一つは実話をベースにし…

「沈黙の断崖」 - Fire Down Below -

「グリマーマン」に続く、セガール新作。「沈黙の要塞」では監督までやったスティーブン・セガールだけど、今度は制作、出演のみ。まあ、「沈黙の要塞」の出来をみれば監督は止めておいた方が無難だけど、「沈黙の断崖」よりも多少マシな程度かもしれない。…

「イベント・ホライゾン」☆ - Event Horizon -

「ショッピング」のポール・アンダーソンが監督。というだけで、普通のSF映画で終わらない事は予想出来るけど…。個人的にはかなり面白かったです。でも、万人受けするとは思えない(^^;)。2047年、海王星付近から7年前に消息をたったイベント・ホライゾン号…

「NY検事局」- Night Falls On Manhattan -

シドニー・ルメット監督。アンディ・ガルシア主演。さすがに社会派の映画というだけあって、内容はいいです。麻薬元締めの裁判から始まって、警察汚職の実態が明らかになっていく。理想を持ったルーキーが社会の実態に直面してもがくといった内容は、それほ…

「ハーモニー」- Cosi-

オーストラリア映画。マーク・ジョフィ監督。大学を中退して職を求めていた主人公が捜した仕事が、精神病院で患者に演劇を指導する事。麻薬中毒、放火魔、虚言癖のオペラ狂いなどなど、癖のある役者ばかりが集まるが、少しづつ心を通わせて上演までに持って…

「ラヂオの時間」

三谷幸喜が初監督。元もと東京サンシャインボーイズの舞台劇だけど、元は未見。でも、映画を観ても、きっと演劇で観たら面白かっただろうというのが率直な感想。演劇的な空間でのストーリの作り方は面白いのだけど、それが映画的な広がりがある空間ではほと…