篠田正浩監督、司馬遼太郎原作、中井貴一、鶴田真由、葉月里緒菜、川上辰隆也、永澤俊矢、根津甚八、山本 學、火野正平、津村鷹志、マコ・イワマツ、筧利夫、花柳錦之輔、馬渕晴子、田中伸子、小沢昭一、中尾彬、岩下志麻。織田信長によって一族を惨殺され生き残り、山中で独り住む伊賀の忍者葛籠重蔵(中井貴一)は、徳川方から豊臣秀吉(マコ・イワマツ)の暗殺を命じられた。京へ向かう重蔵に接近する謎の女小萩(葉月里緒菜)、軽業師のくの一木さる(葉月里緒菜)、奉行所の隠密(風間五平),甲賀の総帥摩利支天洞玄(永澤俊矢)などが絡み合う…。部分的には面白い部分もあるのだけど、情けない映画だった。登場人物それぞれは魅力あるし俳優も凄い。しかし登場はさせながら活躍はしない。結局、ほとんどの人は薄っぺらな役で終わっている。多分小説ならそれぞれが十分に書き込まれていると思うが。CG、合成の使い方も情けない。お金が無いから合成というのはあんまりに短絡的。金が無いなら、工夫というモノがあるのでは無いか。