電子竹林:Blog

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「X-ファイル 呪われた抗体」

クリス・カーター&ケヴィン・J・アンダーソン 南山宏訳 角川文庫。- The X-Files:Antibodies - Kevin J.Andersonオリジナル小説の第5弾。ガン治療のダイマー研究所の焼け跡を警備中のガードマンが、超即効性のウィルスにより体内の臓器が破壊され死亡した。モルダーとスカリーは、関係者の後を追うが…。このシリーズは最初の2冊は読んでいるが詰まらなかった。これは、まあ読めるレベルではある。新しいモノは無いし、展開も平凡だし、なにより主人公のモルダーとスカリーの人間味が出てない。ナノテクがちょっと面白かったぐらい。日本語の奥付ではTVの製作者であるクリス・カーターの名前がはいているが、英語の著作権表示には入ってないのは何故か?「訳者あとがき」はほとんど愚痴ばかり。途中12章分のフロッピーが読み出せなくなって訳し直したらしいけど、バックアップをちゃんと取るなり、プリントしておくなりしないものか?