電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「スティグマータ聖痕」 - Stigmata -

ルパート・ウェインライト監督、パトリシア・アークエットガブリエル・バーンピッツバーグの美容院に勤めるフランキー・ペイジ(パトリシア・アークェット)に、両腕の手首から流血するという聖痕現象が突然起きる。バチカンの奇跡調査員であるアンドリュー神父(ガブリエル・バーン)は無神論者のフランキーに聖痕現象は起きないと一度は判断を下すが、古代の言葉をしゃべり、古代の文字を壁一面に書くなどの奇怪な現象は続く…。荒い部分もあるし、テンポのあんまりよくないのだけど、観た後の印象はいい。キリスト教の根源を説き、教会を真っ向から否定するような表現を許容する米国映画のふところの深さを感じた。この映画をヴァチカンがどういう風に観たのか興味ある。ガブリエル・バーンは「エンド・オブ・デイズ」の悪魔役から、今度は神父役。