ベン・ライス天海弘美訳アーティスト・ハウス英国作家ペン・ライスのデビュー作。舞台はオーストラリア、オパール採掘のメッカであるライトニング・リッジ。ケリーアンという8才の少女。彼女だけに見える二人の友達はポビーとディンガン。ケリーアンの兄のアッシュモル。ポビーとディンガンが父親の採掘場で行方不明になってしまい、ケリーアンは重い病気で寝たきりになる、アッシュモルは妹を救うためにふたりを見つけるために奔走する…まあ、面白いし、スパッとした結末のつけ方など見事なんだけど、ちょっと物足りない所もある。訳者後書きにはあらすじがすべて書いてあるので、前に読んでしまうとがっかりかも。