ドミニク・セナ監督、ジョエル・シルバー製作、ジョン・トラボルタ、ヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー。引退した世界一のハッカー、スタンリー(ヒュー・ジャックマン)の元に、ジンジャー(ハル・ベリー)と名乗る美女が現れ仕事を持ちかける。そのゲイブリエル(ジョン・トラボルタ)の指揮するソードフィッシュ作戦は、銀行から95億ドルを頂こうというもの…。出だしの爆破シーンが何しろ凄い。この影像だけでも十分映画的な価値がある。その後の展開も、適度なミスディレクションをばらまきながら、いいテンポで展開してくれる。コンピュータに詳しいなら、この映画の中のクラッキングや、用語がいかにもいい加減なのにイライラするかもしれないが、まあその点を差し引いてもかなり面白い。内容を真剣に捉えれば、米国同時多発テロが起きた今はこの映画は微妙な内容を扱っている気がする…。
そういえば、主役のヒュー・ジャックマンのウルヴァリン、ジンジャー役のハル・ベリーのストームと「X-メン」つながり。