電子竹林:Blog

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「ムーラン・ルージュ」- Moulin Rouge -☆

バズ・ラーマ監督、ニコール・キッドマンユアン・マクレガージョン・レグイザモジム・ブロードベント、リチャード・ロクスボロウ。1989年パリ、ボヘミアン革命真っ盛りのモンマルトルへやって来た作家志望のクリスチャン(ユアン・マクレガー)。知り合ったトゥールーズロートレック(ジョン・レグイザモ)は高級娼婦サティーン(ニコール・キッドマン)を主役としたショーを計画しているが、ムーランルージュのオーナーのジドラー(ジム・ブロードベント)による経営は火の車。資産家の公爵(リチャード・ロクスボロウ)から資金を引き出そうとする…。面白かった。前半は目くるめくエンターテイメントの世界。サティー登場のショーの豪華さは見事、また公爵へのプレゼンのカンカンは傑作。みんなが楽しんでいるのが判る。キッドマンのコメディエンヌとしての才能が見える。美人がコメディをやるとこれほど様になるとは。後半は物語重視で、娯楽性は落ちるがしっとりとした面白さ。「ロミオ+ジュリエット」は狙いは面白いにしても、成功しているとは思えなかったが、音楽でも影像でもストーリでも、この映画はすべてに成功している。