電子竹林:Blog

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「殺し屋1」

三池崇史監督、山本英夫原作、浅野忠信大森南朋塚本晋也寺島進塚本晋也SABU松尾スズキ。泣き虫のイチ(大森南朋)は、実は特殊スーツを身にまとった無敵の殺人マシーン、そして変態でサド。謎の男ジジイ(塚本晋也)はイチを操り、マゾのヤクザの垣原(浅野忠信)たち新宿歌舞伎町のヤクザ組織に抗争を起こし潰そうと図る。垣原は究極的なサディスティックな殺し屋イチに胸を躍らせる…。基本的には単行本10巻の長い物語そのままをうまく詰め込んでいる。基本線以外は三池監督が好き勝手にやっている感じ。垣原に比重が大きい所や、ジジイの味が出てない所など、原作から失われている部分が大きいけど、ま、しょうがないかな。しかし「漂流街-The Hazard City」に比べると仕事が雑な感じがする。もうちょっと救いがあってもいいんだけど、余りに殺伐とした印象。