電子竹林:Blog

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「千年の恋 ひかる源氏物語」

堀川とんこう監督、早坂暁原作、吉永小百合天海祐希常盤貴子高島礼子、かたせ梨乃、南野陽子細川ふみえ中山忍風間トオル松田聖子竹中直人。内覧である菅原道長(渡辺謙)の要請で、紫式部(吉永小百合)は越前の国から京の都へ移り、道長の娘の彰子(水橋貴己)の教育係となる。道長の兄道隆もその娘定子に清少納言(森光子)を教育係につけ、帝の御子を産ませるために躍起になっている。紫式部の紡ぐ源氏物語、桐壺帝の子の光源氏(天海祐希)の恋の物語と交錯して話は展開する…。これほど贅沢に役者を使っている映画も少ないが、まるで活かされてはいない。ともかく天海祐希の素晴らしさだけは際立っている。凛とした立ち姿だけで画面が引き締まる。それに比べ他の役者のお粗末な事。細川ふみえが明石の君絶世の美女として出てくると絶句だし、揚げ羽の君の松田聖子に至っては存在意義が不明。岸田今日子などはいい味を出していたけど。