電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「セッション9」- Session 9 -

ブラッド・アンダーソン監督、ピーター・ミュラン、デビッド・カルーソ、スティーブン・ジェブドン。19世紀に建てられた美しいゴシック建築、かつては2400人もの患者を収容しながら'85年に閉鎖、現在は廃虚となっているマサチューセッツのダンバース州立精神病。ここを公共施設へと改修するために、アスベスト除去作業に訪れたゴードン・フレミング(ピーター・ミュラン)ら5人の男達は一週間の期限で仕事に取り掛が、そんな中、フィル(デビッド・カルーソ)は偶然多重人格の診察テープを見つける…。何よりも「ワンダーランド駅で」のブラッド・アンダーソン監督がこのような、ホラーっぽいサスペンス映画を撮るのが興味あった。不気味な雰囲気は上手いながらも、ストーリ展開はちょっと退屈。とらえ所が無いままにラストへと向かってしまう。「プルーフ・オブ・ライフ」などでも、デビッド・カルーソという俳優はどうもいい味が感じられない。一番のいい味が出ていたのは、ダンバース州立精神病自身かも。