ブレット・ラトナー監督、トマス・ハリス原作、エドワード・ノートン、アンソニー・ホプキンス、レイフ・ファインズ、ハーヴェイ・カイテル、エミリー・ワトソン。
満月の夜ごとの一家惨殺事件の発生により、元FBI捜査官グレアム(エドワード・ノートン)が復帰を要請された。グレアムは、かつて逮捕したレクター博士(アンソニー・ホプキンス)に助言を求めに行く…。
原作、最初の映画化「刑事グラハム/凍りついた欲望」と印象深い記憶がある物語であるが、それに負けず面白かった。最期にはアクションとなってしまうのがちょっと情けない。また、グレアムの捜査方法、殺人者の精神に移入し切って、精神を病みながらも犯人を追い詰めて行く、その壮絶さが描かれてないのが納得出来ない。それでも、ノートン、ホプキンスはもちろんだが、レイフ・ファインズ、エミリー・ワトソン共に味があっていい演技に助けられていて楽しめる。