ケリー・コンラン、初監督初脚本。彼が4年かかってパソコンで作った6分の短編から生まれた映画。レトロな映像、スチーム・パンクな設定が「CASSHERN」(id:zom-1:20040529#p1)を連想させるが完成度はずっと高い(当たり前)。テクノロジーの設定が余りに雑(反重力?宇宙人かと思った)、場当たりなストーリ展開、何より悪いのは悪役に魅力が無い。謎の女は、なんとバイ・リンが演じるのにほとんど活躍せず。悪役はローレンス・オリビエ、これは出演というのか。味方で魅力的なアンジェリーナ・ジョリーも活躍の場は少なく、ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロウは悪くは無いけど、キャラとしての魅力は薄い。