電子竹林:Blog

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「レディ・ジョーカー」

平山秀幸監督、鄭義信脚本、高村薫原作。複雑で長大な原作をよくこれだけ上手くまとめたというのが第一の印象。単純に善悪で割り切れない世界を見事に描き出し、絶望とわずかな希望の交錯で終わるラストも心に残る(原作と異なる)。落ち着いた演技の渡哲也、人間味のあるトップ長塚京三、すさんだ吉川晃司と役者それぞれいいが、徳重聡だけちょと熱すぎ、尾行で目立ちすぎ。驚いたのが、日乃出ビールの本社のロケに使われていたのが、うちの本社ビル。恨みのまなざしで見上げられる本社ビルの映像には、ちょっと複雑な心境。

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