森時彦。マーケティング部門のリーダーだった黒澤涼子は、ファシリテーションの力を買われ、畑違いの製品開発センター長に抜擢される。専門知識も無く、部下は年齢が上の男性ばかり、この環境の中でどう組織を変えていくのか…。という小説仕立てのファシリテーションの解説本。リーダーズ・インテグレーション(リーダーの自己開示とフィードバック)、タックマン・モデル、ジョハリの窓、SWOT分析、アイスブレイク、マインドマッピングと次々と出てくるが、なかなか分かりやすい。装丁もゴールドラットの「ザ・ゴール」そっくりだけど、構成もかなり似ている。入門書としてはかなり面白いと思う。(memo:タックマン・モデル=形成→対立と混乱→統一→機能、と組織は進化する)