ジェームズ・マンゴールド監督。ジョニー・キャッシュ(ホアキン・フェニックス)は居場所の無い家を離れ1952年空軍に入隊、二年後に除隊、初恋のヴィヴィアンと結婚しメンフィスでセールスの傍らの、趣味のバンドでサン・レコードに認められる…。キャッシュの曲はどちらかというとカバーで知っている。映画にも出て来る、一緒にツアーを回るジェリー・リー・ルイスやプレスリーに比べるとイマイチ知名度は低いか(二人とも映画にもなってるし)。過去の事件、親子の確執を上手く絡ませ、全体にソツなく仕上っていて見応えがある。特にホアキン・フェニックスとリース・ウィザースプーン自身による歌は見事。ウィザースプーンは器用な演技を見せてくれていて、今後も期待出来る。