電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「コペンハーゲン」

マイケル・フレイン。2000年度トニー賞の作品賞、助演女優賞の戯曲。1941年の秋、原子爆弾製造競争の中、ナチス占領下のコペンハーゲンにドイツ物理学者ハイゼルベルクはなぜボーア夫妻を訪ねたのか、スパイなのか…。「次世代文化フォーラム~アート・テクノロジー・サイエンスの領域を越えて」(id:zom-1:20060830#p1)に話が出たので読んでみる。なぜボーアを訪ねたかという真実の追求、"コペンハーゲン解釈"風に観念論的な哲学、原子爆弾製造における倫理、これらが物理用語が交錯し展開する。言葉は難解な部分はあるが、全体には分かりやすく面白い。

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