電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「子どもの成長は、6歳までの食事で決まる」- Feeding Your Child for Lifelong Health -

スーザン・ロバーツ(タフツ大学栄養学教授)、メルヴィン・ハイマン(UCSF小児科教授)。二人の共同研究により解明された「メタボリック・プログラム」と呼ばれる機能、乳幼児(0~6歳)の食事がその子の一生に及ぶ健康と知能に影響を与えるという解説と実践。子供は大人の小型版で無い、子供は高カロリーが必要、生後12ヶ月はアレルギーのリスクを避ける(免疫系)、最初の一年で知能は急速に発達し十分な鉄と大人の二倍の脂肪が必要(適切なのは母乳、髄鞘形成=神経細胞が脂肪性のミエリン鞘で覆われるは生後一年)、身長は遺伝子で決まり栄養素はカロリーと亜鉛(カルシウムでは無い)などなど驚き。現代らしく肥満と摂食障害の対策も幼児期から必要で、太っている事を意識させない、最初はカロリー密度が低く血糖指数が低い食べ物を好きなだけ食べさせる、心の飢餓を食べ物で癒させないなど。新鮮な内容だった、自分には遥かに遅いが…。

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